keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コラム】いい加減にして!「聞かない力」の岸田さん

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岸田首相、マイナ保険証の12月強行を改めて表明

首相、マイナ保険証を「積極的に促進」 12月に一本化の方針(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

岸田首相が、国民の多くに評判の悪いマイナ保険証の強行(健康保険証の廃止)を12月に予定どおり実施するとの記事が出ていた。


悪いのは河野担当大臣だけでなく岸田首相がそもそもの根源だと改めて思った。河野氏を任命して、マイナカードの普及を命じたのは岸田氏だから当たり前だが…。


マイナンバーカードを強制し、医療にかかるのに国民に余計な負担とリスクを及ぼすマイナ保険証については、もうこれ、衆議院選の争点にしないとダメではないか。


このおかしな法案に賛成した自民、公明、維新、国民もいい加減に目を覚まして、国民の声に耳を傾けて欲しい。

 

マイナ保険証の問題点(追記)

 

keepr.hatenablog.com

 

「マイナ保険証への一本化、本当に大丈夫?」 いまだに相次ぐ「マイナカード」トラブル 保険証としての利用率も低迷 被災地では役に立たず 専門家解説【前編】(関西テレビ) - Yahoo!ニュース

 

ところで、マイナ保険証の件では以前からその問題点を書いているが、まだ重要な点があった。


それは紙の保険証が廃止されるとなんと「0歳児からマイナンバーカードの取得が必要になる」こと。笑ってしまう。


マイナンバーカードがなければ医療を受けられないのだから、これはもうマイナカードの強制化、義務化以外の何物でもない。


親が代理で役所に行ってマイナカードを登録しなければならないし、自分の分よりも多分手続きは面倒だ。5年ごとの更新手続も役所に行かないとできない。


病院では、親は体調の悪い子どもを抱えながら、あの面倒なマイナカード受付の機械を使わなければいけないことになる。国民への嫌がらせ以外の何物でもあるまい。

 

定額減税額を給与明細に記載しろと指示


そんなことを憤慨していたら、さらに酷い話があった。


政府は6月から実施する定額減税で、会社員らの給与明細に所得税の減税額を明記するよう企業に義務付ける。

来月の減税額、給与明細に明記 政府が義務付け、野党は批判(時事通信) - Yahoo!ニュース


開いた口が塞がらない。独裁国家じゃあるまいし、自分の行った政策があまり受けが良くないからと、権力を盾に、忙しい企業や給与担当にその宣伝を手伝うように義務付けるとは…。


政府が公権力を使い政権政党のPRをすることが、自由な民主国家の姿なのか?そこら辺の独裁国家にしか見えないのだが。


作業にはシステムの修正が必要だし、手作業でやるとしても本当に余計な金、時間がかかる。なんでそんなことをしなければいけないのかと、企業の恨み節が聞こえそうだ。


衆議院選挙の前に、自民党のおかげで減税になったと、国民に印象付けたいのだろうが、あまりにも見え透いて強引なやり口だ。こんなにも手前味噌で酷い施策は今まで聞いたことがない。

 

※ 蓮坊氏が国会で「増税になっても記載させるのか」と質問していたが少しズレている。無意味な記載をさせること、減税だろうと増税だろうと、不必要な作業を義務付けることが問題なのだ。


自分の経験から、役人は施策に屁理屈をつけるのが得意なのだが、この施策にはどんな理屈をつけるのだろう。


「定額減税の恩恵をより国民に知らしめることにより、国民の消費意欲の向上及び経済の活性化に資する」とか😂


まさか「来たる衆議院選挙に備え政府与党の政策の成果について国民に広く周知する」とは書けないよね。

 

岸田首相の「聞かない力」


岸田首相は総裁選で「聞く力」と言っていたが、安倍氏国葬あたりから、多くの国民が反対しても、支持率が下がっても、総理大臣はやりたいようにできると自信をつけてしまったのか、知らないうちに独断で勝手に重要な事を進ることが非常に多くなっている。


「聞かない力」が強くなりすぎた、とは笑い話にもならない。

 

今朝の朝日新聞の「折々のことば」に共感できる言葉が載っていた。

 

私たちの民主主義は「恐るべき無関心」でいても大丈夫なほど、悠長な状況にあるのかどうか(中略)

民主制の解体をもくろむ集団が路上でこれを臆面もなく実行する姿が目立つが、それ以上に警戒を要するのは、統治者たちがコソコソと「低温火傷(やけど)」のように進めている社会の破壊だと、~

(2024.5.22朝日新聞朝刊より引用)

 


そして、それを防ぐには「国民がギャーギャー騒ぐこと」が大切だと結んでいた。


これは自分も同感だ。黙っていては済まない、自分で自分の首を絞める時代になってしまったのだと思う。

 

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