keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩が趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

【コロナウイルス】中等症Ⅰの自宅療養は辛い 〜 入院方針の変更

ここ1週間ほどの全国的な感染爆発には恐怖をおぼえますが、昨夜のネット記事を見て驚きました。菅首相コロナウイルス感染者の入院について、中等症Ⅰまでは自宅療養にするよう方針を改めたとのこと。

 

www3.nhk.or.jp

 

新型コロナウイルスの医療提供体制をめぐり、菅総理大臣は、関係閣僚会議で、重症患者や重症化リスクの高い人には、必要な病床を確保するとともに、それ以外の人は、自宅療養を基本とし、症状が悪化すれば、すぐに入院できる体制を整備する考えを示しました。(NHKニュースより引用)

 

何故か新聞記事やネットでもさほど取り上げられていない。方針の変更の影響について記者の想像力が乏しいのかもしれません。

 

先日、コロナの自宅療養は外出も診察も薬ももらえず、大変辛いと書いたばかりですが、追い打ちであり絶望と怒りと言うか…

 

keepr.hatenablog.com

 

Twitterでは、

  • 厚労省基準で「酸素投与が必要」の「中等症Ⅱ」は「重症化リスク」として引き続き入院対象。
  • 厚労省基準で「呼吸困難・肺炎所見、入院の上で慎重に観察」の「中等症Ⅰ」以下は自宅療養に変更する

との情報。

 

 

要するに、従来、入院して慎重に経過観察するとしていた、呼吸困難で肺炎という症状の「中等症Ⅰ」と「軽症」、そして「無症状」の人は自宅療養になるということ。

 

コロナでの軽症、中等症、重症は言葉より一段階重いもので、中等症Ⅱは酸素吸入器が必要なレベルです。


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NHKニュースより引用

 

菅首相は、リモート診療を充実するとか、症状が悪くなった場合は入院できるようにすると発言していますが、リモート診療や往診をしてくれる先生は、今のところ数が少なく、救急車を読んでも長時間入院先が決まらない現状では、あまり期待できません。

 

結局、肺炎を起こし、呼吸困難で苦しく重い症状であっても、酸素吸入器をつけるほどでなければ、自宅で待機しなさい、入院させません、ということになります。自宅療養ではなかなか診察を受けられないので薬も飲めません

 

呼吸困難、高熱なのにパブロンを飲むしかないという信じがたい地獄になります。


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厚生労働省資料より引用

 

仮に、この入院方針の変更が必要だったとしても、自宅療養で診察や薬がもらえるような対策が必要だと思いますが、オンライン診療のほかは何も触れていないので、あまり検討はされていないのでしょう。

 

この入院制限で、入院者数は少なくなるので、発表される入院者数は少なくなります。ですが、自宅療養で大変な苦痛、命の危険を感じる患者が多数発生することになります。

 

この記事を書いていて、暗ーい気持ちになってしまいました。

 

筆者はおかげさまでワクチン2回接種を完了しているので、リスクは減っていますが、デルタ=インド株は怖いし、65歳未満の人は8月末になっても接種率はまだ2割しかない見込みです。

 

結局、自衛するしかないということになります。感染爆発、医療崩壊、みなさま、今まで以上にお気をつけて

 

こんな状況になる前にできることはたくさんあったでしょう。この事態を招いた政権や都の度重なる失敗は決して忘れない…

 


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【コラム】「あきらめ節」添田唖蝉坊 〜 あきらめきれぬと諦める 20210802

『あきらめ節』

 

地主金持ちはわがままもので 役人なんぞはいばるもの こんな浮世へ生まれてきたが わが身の不運とあきらめる


お前この世へ何しにきたか 税や利息を払うため こんな浮世へ生まれてきたが わが身の不運とあきらめる

 

米は南京おかずはきなこ 牛や馬でもあるまいし 朝から晩までこきつかわれて 死ぬよりましだとあきらめる

 

汗をしぼられ油をとられ 血を吸い取られてその上に ほうり出されてふんづけられて これも不運とあきらめる

 

苦しかろうが又つらかろが 義務はつくさにゃならぬもの 権利なんぞをほしがることは できぬものだとあきらめる

 

たとえ姑が鬼でも蛇でも 嫁は素直にせにゃならぬ どうせ懲役するよなものと 何も言わずにあきらめる

 

借りたお金は催促されて 貸したお金は取れぬもの どうせ浮世はこうしたものと 私しゃいつでもあきらめる

 

長いものにはまかれてしまえ 泣く子と資本家にゃ勝たれない 貧乏は不運で病気は不幸 時世時節とあきらめる

 

あきらめなされよあきらめなされ あきらめなさるが無事であろう 私しゃ自由の動物だから あきらめきれぬとあきらめる

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ウイキペディアより引用
 

添田唖蝉坊 - Wikipedia

 

 日本人は明治時代から変わっていないのかもしれませんね…

 

keepr.hatenablog.com

 


明治・大正・昭和の哀歌集~蟹工船・あきらめ節~

 


あきらめ節

 


あきらめ節

【コロナウイルス】65歳未満の8月末ワクチン接種率は2割程度か

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news.yahoo.co.jp

政府は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部を首相官邸で開き、神奈川、千葉、埼玉の首都圏3県と大阪府に対し、新型コロナ特別措置法に基づく緊急事態宣言を来月2日から発令すると決めた。期限は31日まで。22日を期限に発令中の東京都と沖縄県も31日まで延長し、6都府県が対象となる。菅義偉(すが・よしひで)首相は対策本部後の記者会見で、新型コロナワクチンについて、8月下旬に国民の4割が2回の接種を終えることを目指すとし、「新たな日常を取り戻すよう全力を尽くす」と強調した。(Yahooニュース、毎日新聞より引用)


菅首相が先日の首都圏3県と大阪府の緊急事態宣言の記者会見で、「8月末に国民全体の接種率4割を目指す」と発言しているのを聞いた。

 

接種率が増えるのは良いことだが、7月末の国民全体の1回目接種率が4割弱と知っていたので、そりゃ1ヶ月たてば2回目の接種率が4割近くになるのは当然で、国の目標のように公言するのには違和感を感じたが、念のため実際の数字を確認してみた。


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2021年7月30日現在の数字では、1回目のワクチン接種率は国民全体で38.4%、65歳以上だと85.7%だ。

 

高齢者の85.7%は素直にすごい数字。菅首相のハッパかけもあったが、実際に接種に当たられた地方自治体や医療関係者の皆さまに感謝したい。

 

冒頭で述べたように、1回目を接種した人はファイザーなら3週間後、モデルナなら4週間後に2回目を接種するので、8月末の国民全体の2回目の接種率は多分4割近くになるだろう。

 

ところで、表に掲載されているのは国民全体と65歳以上だけなので、65歳未満はどうなのだろうか。調べればどこかに載っているだろうが、推計してみた。

 

表の数字から引き算すると、65歳未満の7月30日現在のワクチン接種人数は1回目が約1845万人、2回目が約921万人。

 

総理府統計局の2020年9月現在データで、65歳未満の人口は8969万人(現在は多少減少しているはずだが、さほどの違いはないだろう)。

 

この数字で7月末の接種率を計算すると、1回目が20.6%2回目が10.3%になるので、8月末の見込みとしては、約2割、つまり65歳未満の国民の約2割が接種を完了しているという計算になる。

 

まとめると、2021年8月末には、

  • 国民全体で4割
  • 65歳未満で2割
  • 65歳以上で8割〜9割

の人がワクチン接種を2回目まで完了している見込みになる。

 

もちろん、1回目を終わった人が漏れなく2回目の接種を受けられるように、ワクチンが間違いなく供給されることが前提だ。

 

国民全体の「4割」という数字は、それなりに評価すべきものだと思うし、高齢者の接種率は外国と比べても大変優秀だとは思うのだが、社会での活動が多く、現在のコロナ感染の大半を占める65歳未満の人の接種率は8月末でもまだ「2割」と少ない。(今のところワクチン接種の対象にしていない12歳未満の人も入っているので、それを除けば少し多くなるのだろうが。)

 

だから、「4割」という数字のみに注目するとミスリードしてしまう。ある種の数字のマジックである。

 

国民の接種率の実態を知ってもらう示すため、国はこうした数字も発表してほしい。

 

今後接種を進めるべき65歳未満の人や、重症化の可能性の高い50~64歳の人の接種の状況は、まさに今後国が目指すべき目標であろう。であれば、そうした指標も公表して行くことが求められるのではないか。

 

従来の首相や政府の姿勢から見ると、できるだけ接種が成功しているように見せたいので、あえて不利な数字を発表しないということも考えられるが、そこまで腐ってはいないと信じたい。

 

併せて、計算すれば誰でもわかるこんな簡単な事実は、マスコミがもっと報道して欲しいものだ。

 

 


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