コロナがまた流行っているようで、身の回りでも増えている。医療体制がどうかと言えば、知人が熱がありコロナかと病院に行ったところ、診察できないと断られ、市の相談センターに相談してやっと診てくれる医院を見つけられたそうだ。行きつけの医院でも、5類移行以前と同じ対応で、院外で医者が聴取して薬は出すが、施設内の診察はしないようである。
5類移行の際の政府の説明では、5類になると
「限られた医療機関でのみ受診可能であったのが、幅広い医療機関において受診可能になる。」
と夢のような説明をしていたのだが…真っ赤な嘘である。国が平気で嘘をついて訂正もしないのはなぜだろう。
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について|厚生労働省 より引用
医療体制が2類相当の頃より悪くなったかどうか自分はわからないが、ニュースでは専門家が受診できる医療機関は以前より減っていると言っていた。移行時、補助がなくなるので受診できる医療機関が減るのではとの予測もあったが、そのとおりになったのだろう。
(TBSテレビ2020.6.20「Nスタ」より)
自分も、他の患者への感染を考えれば、医療機関の施設や体制が変わらない限り受診機関は増えない、施設を変えるのは容易ではないと思っていたがそのとおりになったようだ。
そんなことは素人でも予想がつくのに、当時マスコミは政府の説明をそのまま流すだけで、何も触れないことが多かった。
もともと国や役人の言うことなどあまり信じないが、これでは、例えば、マイナンバーカードに関する河野氏の説明や岸田氏などの言動が信じられる訳がない。
5類への移行の後、コロナについてはほとんど触れることのなかったマスコミも、コロナが拡大するにつれてようやくニュースにし始めた。
昨日、TBSのNスタでも、感染者数を実数に換算すれば4万人またはその数倍になること、なかなか医者にかかれず、以前より状況が悪くなっているらしい、など取り上げていたが、政府の説明が間違いだったことには何も触れていない。踏み込みが足りないのか、あえて言わないのか。
嘘つきや反省しない輩は本当に嫌いだ。もっと怒っていいと思う。
国や議員は必要のない法律を作ったり、マスコミは国の説明を鵜呑みに流したり、偏った「リベラル」に忖度するより、他にやることはたくさんあるでしょう。