keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コロナ】岸田首相が5類へ引き下げ方針。5類のデメリットは?

岸田首相5類引き下げ方針を明らかに

今日のニュースで、岸田首相が新型コロナを5類に引き下げる方針を示したとの記事が載っていた。

【速報】新型コロナ「5類」移行へ 岸田首相が検討指示 今春にもインフル並みに( 1/20(金) 11:52 Yahoo!ニュース )

岸田首相は、20日新型コロナウイルス感染症法の位置付けについて、原則として今春、現在の「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を示した。そして、加藤厚労相、後藤新型コロナ対策担当相に対し、専門家による議論を進めるなど、対応の検討を指示した。閣僚との協議の後、岸田首相が記者団に明らかにした。 さらに岸田首相は、マスク着用の考え方など、感染防止対策も見直すとした。 「5類」に引き下げられると、一般の医療機関でも患者を受け入れられるようになる一方、感染者や濃厚接触者の自宅待機など、現在の強い行動制限の法律的な裏付けがなくなる。 また、現在、全額公費で負担している医療費については、政府内では、当面は公費負担を一部継続し、段階的に縮小していくことが検討されている。

【速報】新型コロナ「5類」移行へ 岸田首相が検討指示 今春にもインフル並みに(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

 

医者へかかりやすくなるは本当?

意見は賛否様々だと思うが、この記事にあるように「5類に引き下げると、医者にかかりやすくなる」との認識の方は多いように思う。

しかし、個人的にはこれは本当かなと思う。3年前はコロナを見る病院は少なかったが、現状、筆者の経験から、身の回りを見ても街中のクリニックでも検査や受診自体はできるところが多い。

ただ、かかりつけでなかったり、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人でないと診てもらえないところが問題なのだと思う。また、当然、診察できる患者数には限りがあるから、休み明けや感染拡大期には、なかなか診てもらえない。

これらは2類相当となっているからというより、施設、人員面で発熱外来の対応ができないことが原因だと思えるので、5類に引き下げてもあまり改善されないのではないかと感じる。

keepr.hatenablog.com

デメリットの情報が出てこない

その他、5類に引き下げることのデメリットについての情報が乏しいのではないか。

例えば、

  • 水際対策ができなくなる
  • コロナの入院が難しくなる
  • 感染がより広がりやすくなる
  • 院内感染も増える

など。自己負担が増えることはこれらに比べれば大きな問題ではないのかも知れない。

 

こうしたデメリットは素人でも想像力を働かせれば気がつく。そして、5類移行の報道には、こうしたデメリットを説明している記事はあまり見られない。国民への正確な情報提供の役割を果たさないマスコミって一体何だろう?

 

(参考)

「5類」引き下げ案に言及「入院は難しくなる」「金銭負担も増える」 (1/19(木) 10:26 Yahoo!ニュース) 

「死神」シリーズなどで知られるミステリー作家で、医師でもある知念実希人氏(44)が19日までに自身のツイッターを更新。新型コロナウイルス感染症法上の分類見直しについて私見を投稿した。知念氏は、今春にも現在の「2類相当」から「5類」へ引き下げる方針と書かれた記事を引用。「5類で変わること」と題し ・医療費は有料になる ・入国時の水際対策はできなくなる ・病院がCOVID用のベッドの確保はしなくなる ・保健所の入院調整はなくなる と4点を紹介。「COVIDによる入院は難しくなるし、患者さんの金銭負担も増えるけど、ちゃんと政府は国民に説明して下さいね」とツイートした。 さらに、「あと、一部の方々がしきりに主張している『5類になったら全部の医療機関がコロナを診る』などということは決しておこりません。医療機関感染症の法的分類ではなく、病原体の性質で診察可能かを決めています。診れるところは軒並み対応しています。眼科で心筋梗塞が診れないのと一緒です」と5類にしても全医療機関で診察が可能になるわけではないと指摘した。

作家で医師の知念実希人氏 コロナ「5類」引き下げ案に言及「入院は難しくなる」「金銭負担も増える」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

 

 

今春5類引き下げで本当にいいのか?水際対策もなくなる?

「コロナ死者数は増えているが、ほとんど高齢者や基礎疾患のある人なので、5類移行には支障がないと判断した」との報道もあり、SNSでは「姥捨山」との書き込みもある。

5類引き下げのメリットが見えない

2、3年前、5類引き下げ論者が目的として良く言っていたのが「追跡調査、入院手配、感染者連絡など保健所の負担軽減」だったが、次第に改善され、特に昨年9月の全数定性把握の中止以降はそうした負担は少なくなった。

コロナを診る医療機関も可能なところは今でも診ている。5類に引き下げても、目立って改善されるとは思えず、むしろ他の病気でかかっている人、入院している人の院内感染が怖い。

中国など感染状況がよくわからない国からの水際対策ができなくなる(全くなくなるのかは分からないが)のも相当怖い話だ。結局、医療費の国費負担を止めたいと言うのが大きな目的なのだろうか。

 

keepr.hatenablog.com

 

岸田さんキチンとお願いします

菅首相から岸田さんに代わって、水際対策などコロナ対策の決断は比較的素早く評価していた。それが安倍元首相の国葬問題あたりから、「聞く力」を捨てて独断専行が始まった気がする。権力の魔力と言うやつだろうか。

一番嫌な想像=まさか中国のビザの嫌がらせに屈し、5類にして水際対策をなし崩しになくしていくことが目的ではないでしょうね。そうではないと信じたい。

 

P.S.

不安が大きいので主観が多い記事になってしまったかも知れません。不安が当たらないことを望みます。

 

【1.21追記】

同感です⇨「私個人としては一気に5類に変更するよりも、入院調整や公費負担については段階的に5類に近づけていくという柔軟な対応の方が、前述したような混乱が生じにくいのではないかと思います(すでに公費負担についてはしばらくは維持されることが議論されているようです)。」忽那賢志医師の言葉。

新型コロナが5類に移行 メリットとデメリットは?(忽那賢志) - 個人 - Yahoo!ニュース

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