64歳以下（0～64歳）の2回目ワクチン接種完了率（2021年11月1日公表、10月31日までの実績）
✅約．６４．７％
（参考）64歳以下（0～64歳）の2回目ワクチン接種完了率（9月30日までの実績）
【説明】
10月末のコロナウイルスワクチン２回目接種完了率はだいぶ進んだようです。
- 全国民では９月末から12.2%増加し、72%と7割超え
- ６５歳以上高齢者は８月末から1.4%増加し、90.7%
- ６４歳以下も８月末から約16.5%増加して、64.7%と高い水準に
また、ワクチン接種対象の１２〜６４歳について推計すると、約74%で7割を超えました。
高齢者の接種は9割を超えて、希望する方、ワクチンが打てる方は大方済んだようです。
全国民で7割超え、64歳以下も6割半ばというのは、世界中でも高い水準の方でしょう。
これから増加のペースが落ちるのか、このまま続くのか。いずれにしても半年前の状況から見れば夢のようです。
6割、7割というと、一般的には集団免疫ができた状態なのでしょうが、コロナウィルスのデルタ株については、8、9割必要だとか、全員接種が終わっても、集団免疫はつかないとの見方もあり、実際のところ専門家でもよくわからないのではないでしょうか。
デルタ株まん延、遠い収束 「集団免疫」困難か―新型コロナ：時事ドットコム
8月頃の感染爆発の頃、今のような東京の新規感染者数が一桁台というようなことが起きるとは決して予想できませんでした。なぜこれほど減ったのか、専門家もワクチン接種や日本人の生活習慣や真面目さだけではどうも説明がつかないようで、個人的にはウイルスの自滅としか思えません。
逆に言えば、突然感染爆発する可能性も高いので、まだまだ十分気をつけたいものですね。
表のデータについて
首相官邸ホームページ「新型コロナワクチンについて」で公表されているデータから計算しました。データは医療従事者を含んでいます。
●接種率の計算について
「接種率」は、接種回数を分子とし、分母については、「全体」に関しては、全人口（127,138,033人）を、「高齢者」に関しては、65歳以上の人口（35,486,339人）を用いている（データは令和2年1月1日現在の住民基本台帳から）。（首相官邸ホームページの「詳細はこちら」より引用。）
64歳以下の人口は上記から計算して91,651,694人としました。
なお、9月1日発表から政府のデータが令和3年1月現在の住民基本台帳に変わっていますので変更しました。
👇 記事掲載の趣旨
コロナウィルスの「ワクチン接種率」は国民全体と65歳以上だけ発表
ワクチンが不足しているとの報道はありますが、コロナワクチンの接種は総数1億回を超えて進んでおり、政府は国民全体の4割が8月末に2回目接種を完了するとしています。
ワクチン接種率については、今までの経緯から65歳以上の高齢者と国民全体の数字が政府やマスコミから発表されているところです。
64歳以下のワクチン接種率は重要
一方、社会経済活動の中心である64歳以下（65歳未満、0～64歳）の人の接種率はほとんど目にしませんが、次の理由で大変重要と考えます。
- 64歳以下の現役世代は社会経済活動の中心を担っており、活動量が多いため感染リスクが高い
- 今後集団免疫に向けて接種率を高める場合、社会経済活動の中心であるこの世代の接種率は目標値、実績値として重要
- 65歳以上の高齢者のワクチン接種率は既に2回目接種率は8割を超えているが、64歳以下のワクチン接種率は8月末でも2割程度の見込みで依然低い水準
- 先行した高齢者の接種率は極めて高い水準で国民全体の接種率を押し上げるため、国民全体の接種率だけを見ると過大評価、ミスリードをしてしまう
国民全体や高齢者の接種率は依然重要ですが、上記のとおり、64歳以下の接種率を把握していくことも極めて重要と考えます。
しかし、一部の地方公共団体を除き、政府、マスコミでほとんど発表していないので、個人的に推計して定期的に更新していく予定です。
必要に応じてご参照いただければ幸いです。
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