出典:NHKニュースより
昨日の衆議院選挙の議席が確定した。今朝起きてびっくりしたのだが、昨晩の開票開始の午後8時時点でのNHKの議席予測の予想レンジと比べて、自民は予測上限の253を8人上回る261、立民は予測下限の99を3人下回った。
出典:NHKニュースより
開票が進んだ23:28の予測でも自民は234〜253でこれからも大きく上回っている。NHKの議席予測はいつもよく当たっており、信頼していたのだが、今回は自民、立民は予想レンジにさえ入らなかった。
選挙区、比例代表の別に見ると、比例代表の結果は予測レンジ内にあるのだが、選挙区の方で自民は予測上限を9人も上回り、反対に立民は予測下限を8人も下回ってしまった。
結局、小選挙区の競り合いが激しく、自民が予測よりも競り勝ったことが予測が外れた原因なのだろう。
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予測が外れた原因はそういうことなのだが、やはり1人だけを選ぶ小選挙区制は博打のようなもので、民意を反映するにはいささか危なっかしい制度だと改めて思う。
もう一つ昨晩の開票状況を見ていて思ったのだが、選挙区で前職二人が競り合っている場面が多く見られた。えっ、選挙区の当選は一人なのにと、いぶかしくおもったのだが、恐らく前職の一人は選挙区で落ちて比例で復活した人。
選挙民が選ばなくても(落としても)当選するこんな仕組み、すごく違和感がある。おかしい。
結局、今の小選挙区比例代表並立制は賭博的で矛盾が多い。中選挙区制を知っている世代だから言うが、小選挙区制は賛否拮抗の中、当時と与野党の駆け引きでたまたま成立した制度です。
不変の制度ではありません。早く中選挙区制に戻したいな。