- はじめに
- なぜふとんを干す(乾燥する)の?
- 天日干し~強い効果、手間と天候がネック
- 室内干し~天日干しに劣るが効果は十分
- ふとん乾燥機~電気代はかかるがいつでもふんわり
- そのほか知っておきたいこと
- まとめ
はじめに
みなさんはふとんの干し方でこんなこと困っていませんか?
日当たりが悪くて天日干しの場所がないわ…
ふとん乾燥機がないので雨の日は布団が干せず、じめじめして気持ち悪いよ!
布団は毎日使うものなので、清潔な状態で使いたいですね。この記事でふとんの乾燥についての疑問や「もやもや」を解決していただけるとうれしいです。
なぜふとんを干す(乾燥する)の?
睡眠中の水分を乾かす
人は夜寝ている間に、汗などで約コップ1杯分200mlの水分(呼吸を含めると500ml)を排出すると言われています。汗や体温によって睡眠中にふとんの中は高温多湿の環境になり、アレルギーの原因となるダニやカビの温床になって健康に悪影響を与えます。
また、水分が蒸発せず蓄積されていくので、ふとんがじめじめして、へたってぺしゃんこになり、気持ち良い睡眠をとることができません。そんなふとんを使い続けると、汚れやにおいが染みついて、さらに睡眠の質を低下させます。
そのために定期的に布団を干したりして乾燥させることが必要になるのですね。
ふとんの乾燥方法
ふとんの乾燥には、天日干し、室内干し、ふとん乾燥機の3つの方法があります。
では、どの方法で、どんな頻度で布団を干せばいいのでしょうか。それぞれの方法について、調べてみました。
天日干し~強い効果、手間と天候がネック
ふとんを干すと言えば、まず屋外での天日干しが頭に浮かびますね。天日干しについて簡単にまとめてみました。
天日干しのメリット
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太陽光線の熱でふとんを中まであたためる
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紫外線の力でふとんの表面の細菌やカビを死滅させる
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太陽光線でふっくらと暖まったふとんが気持ちよい
天日干しのデメリット
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干すのに手間と労力がかかる
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天候に左右される
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花粉症の人は花粉の飛ぶ時期は花粉が付くので干しづらい
天日干しの頻度と時間
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週に1~2回
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日差しが強く空気の乾いた10時~15時頃に2~3時間程度(できるだけ裏返して干す)
詳しく言うと、
綿ふとん:1週間に1、2回、3~4時間程度
合繊ふとん:1週間に1回、2~3時間程度
羊毛ふとん:2週間に1回、2時間程度(日陰で)
羽毛ふとん:月に1回、夏は30分・冬は1時間程度(日陰で)
- 寝ている間にかく汗の70%は敷布団に、30%は掛け布団に吸収されるので、敷布団の方を多めに干しましょう。
!天日干しの注意点
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天日干ししてもふとんの中のダニは死なない(ふとんの中は50度程度にしかならないが、ダニは60度以上でないと死滅しない。)。
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ふとん叩きでたたくのはNG。ふとんの生地や詰め物を痛めだけでなく、ダニがふとんの中に隠れてしまう。
-
高層マンションなどではフェンスに干すことが禁止されているので、ベランダの中に干す必要がある。
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突然の雨に注意が必要。
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花粉症の時期はカバーをかけて干すか、室内干し、ふとん乾燥機が無難。
★天日干しの便利グッズ
ふとん干し(扇型タイプ)
ふとん干し(伸縮タイプ)
天日干しは自然の力で強くふんわりと乾燥させるので、とても効果があるが、天候や干す手間がかかるのが弱点じゃな。
室内干し~天日干しに劣るが効果は十分
必ずしも屋外の天日干しでなくても、室内でふとんを空気に触れさせるだけで乾燥効果は十分あります。室内干しについてまとめてみました。
室内干しのメリット
- 室内で手間や労力がかからないで毎日簡単にできる
- 天候や季節にかかわらず干せる
室内干しのデメリット
- 部屋の換気、湿度、通風を気にする必要がある
- 天日干しやふとん乾燥機のようなフワフワ感はない(日頃の乾燥としては十分)
室内干しの頻度、時間
- 週に1~2回、3~5時間程度
- 室内干し用のさおなどの器具にかける(なければ椅子の背もたれなどにかけてもOK)
!室内干しの注意点
- 晴れた湿度の低い日には窓を開け外気を入れ、雨などで湿度の高い日には窓を閉め扇風機などで風を当てるか、エアコンで除湿する
★室内干しの便利グッズ
ふとん干し(コンパクトタイプ)
ふとん干し(伸縮タイプ)
すのこベッド(折り畳めば、そのままふとん干しになります。)
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室内干しは天日干しには劣るが手間がかからず、通気などに注意すれば、十分乾燥効果はあるということじゃな。
ふとん乾燥機~電気代はかかるがいつでもふんわり
ふとん乾燥機は手軽に高温でふとんの乾燥ができ、ダニ対策にも対応しています。ふとん乾燥機についてまとめてみました。
ふとん乾燥機のメリット
- 室内でさほど手間や労力がかからず手軽に乾燥できる
- ふっくらと暖かったふとんが気持ちよい
- ダニ対策も可能
ふとん乾燥機のデメリット
- 電気代がかかる
- 夏には部屋が暑くなる
ふとん乾燥機の頻度と時間
- 乾燥目的なら週1回程度(時間は乾燥機により異なりますが、概ね30分~90分程度)
- ダニ駆除なら夏は1~2週に1回、冬は月1回程度(時間は乾燥機により異なります)
!ふとん乾燥機の注意点
- ふとんの材料により、乾燥時間やモードが異なるので注意する
- 月に1回程度、カバーやエアフィルターのほこりを掃除機で吸い取る
おすすめのふとん乾燥機
布団乾燥機にはマットがなく直接ホースで送風するタイプと、昔からあるマット式のタイプがあります。
マットなしタイプのメリット・デメリット
- セット・運転が簡単
- ダニ駆除力がマット式に劣る
マット式タイプのメリット・デメリット
- ふとんのすみずみまで乾燥力がある
- ダニ駆除力が強い
- セット・運転にやや手間がかかる
このため、ダニが気になる方、ダニアレルギーの方にはマット式タイプが、ダニ画素ほど気にならない方には簡単に乾燥ができるマットなしタイプがおすすめです。
マット式タイプのおすすめ
⇩ こちら!
マットなしタイプのおすすめ
⇩ こちら!
★ふとん乾燥機の便利グッズ
ふとんクリーナー(ダニ・チリをたたいて吸い込みます。)
ふとん乾燥機は多少手間や電気代はかかるが、季節や天候にかかわりなく、いつでもふっくら乾燥できるし、ダニ駆除もできるのじゃ。
そのほか知っておきたいこと
- ふとんの上げ下ろしは毎日行うと、カビやダニの発生を防止できます。
- 朝起きた時にすぐふとんを押し入れにしまうと湿気が残るので、少しの時間、掛ふとんをめくってふとんの湿気を逃がしてからしまう方が良いでしょう。
- 除湿シートやすのこマットなどを敷いて、湿気対策をするのもおすすめです。
まとめ
結局、どの干し方(乾燥の仕方)がいいの?
わしが好きなのは昔からある天日干しの方法じゃ。干した後のふとん全体のフワフワ感はいいものじゃ。
ただし、住宅事情などで天日干しが難しい場合は、湿度などに注意して行えば室内干しでも十分乾燥はできるし、ふとん乾燥機があれば天日干しのようなフワフワ感も味わえる。
部屋干しでもいいんだね!
大丈夫、ふとん乾燥機を使えばより快適じゃな。ダニ対策もふとん乾燥機だと強力に駆除できる。
駆除した後に掃除機でダニの死骸を片づけるのも忘れずにな。
ちなみにダニ対策ではふとん乾燥機のほかにも、ダニ対策のスプレーやシートもあるので、それを使うのもよかろうて。
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