今年のイースターは3月31日だった
いつも読ませていただいているブログで、先日の3月31日がイースター(復活祭)だったと知った。
なるほど。ハロウィンが毎年10月31日だからイースターも毎年3月末なのかな、と思ったが、確認するとイースターは「春分の日以後の満月より後にくる最初の日曜日」で毎年変わるらしい。
イースター(復活祭)とは
イースター (復活祭) とは、磔にされて死んだイエス・キリストが3日目に復活したことを祝う祭りでキリスト教においては最も重要なイベントらしい。
複雑な定義なのは、もともと太陰暦の日付で行う行事が太陽暦に変わったためのようだが、満月の時期により毎年日付が変わり、 カトリック、プロテスタントなどの西方教会の場合、3月22日~4月25日の間になるようだ。
⬇ イースターについてはこちらが分かりやすかったです。
イースターっていつ?何をするの?由来や過ごし方、イースターエッグの意味などを紹介 | 英会話スクール・英語教室・講師派遣のプリンス英米学院
イースターという言葉は、荒井由実の「ベルベットイースター」などで知っていたが、いつなのかははっきりとは知らなかった。
(「ベルベットイースター」の歌詞の内容から冬の印象があった。)
ちなみに、音楽の授業で聴いたサンサーンスの「動物の謝肉祭」も連想したが、どうも、自分は復活祭と謝肉祭を混同しているようだ。
謝肉祭(カーニバル)とは
謝肉祭(カーニバル)は、イースター(復活祭)の前の40日間※のイエスの断食を模した節制、悔い改め期間(四旬節)の前に、節制期間中は食べられなくなる肉を「食べ納め」して祝ったカトリックの行事のこと。
※ 日曜日を除く。日曜を含むと46日らしい。四旬節の最初の日が「灰色の水曜日」とのこと。
ざっくり言うと、イースターの50日ほど前に行われる肉を食べるお祭と言っていいのだろうか。
謝肉祭では仮装したパレードや菓子や花を投げる行事なども行われるが、現代では宗教的な背景のない祝祭もカーニバルと言われるのでややこしい。
「謝肉祭」という語感からは、いつも食べている牛や豚などの命に感謝し祈りを捧げる祭りと言う感じだが、これは仏教的な思考なのだろう。和訳がおかしいのかも。
また、「四旬節」はイスラム教のラマダンや神道の禊のようなもので、宗教って摂食、節制など共通しているものがあると思うが、それを言うと宗教関係者から違う!と抗議を受けそうだ。
「イースターエッグ」と「セマナサンタ」
イースターの話に戻ると、教会でお祈りしたり、ごちそうを食べたり、イースターエッグ(きれいに彩色された卵)やイースターバニー(うさぎの人形)を飾り付けたりする。
たまごやうさぎを使うのは、春のお祭りのシンボルとして生命力を表しているため。イースターという言葉も、日が昇る方角のイーストが春を意味することから来ているらしい。
どうやらイースターはイエス・キリストの復活という面と春のお祭りという面が混在しているらしい。当事者でない自分にとってイースターのイメージがはっきりしないのはそのせいかもしれない。
ちなみに、スペインや南米では「セマナサンタ」と言ってキリストの受けた苦痛を再体験する意味合いで、厳かな(ある意味怖い)衣装を着た行列行進が行われるようだ。
これって以前書いた三角帽子の怖い行列のことだと気づいた。なるほど、そう繋がるのか。何だか面白い。
陽気なスペインが静寂に包まれる 今年のセマナサンタは大盛況|スペインあれこれつまみ食い|World Voice|ニューズウィーク日本版
ネットショッピングを見ると、イースターエッグやイースターラビットは現在も販売されている。カラフルできれいなので、インテリアとして置いても良いかも。