keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【テレビ】NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022.6.26)

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巴御前出陣図(東京国立博物館所蔵)

頼朝の死

今週26日、頼朝落馬の回は、非常に見応えがあった。死に恐れ慄く頼朝だが、最後には吹っ切れてすべて受け入れる心境になる。しかし、皮肉にも鎌倉への帰り道で落馬。

その時、関係者に鈴の音が聞こえる演出が秀逸だった。史実では落馬の後床に伏せて亡くなるが、次週は冒頭のナレーションで死が告げられるのだろうか。

今後の物語

これまでも、戦や謀殺で毎回のように誰かが亡くなっていたが、次週以降、バトルロワイヤルはさらに苛烈になっていく。

次は誰がと、年表で整理したら気が重くなった。

事件
1199 頼朝死去
1200 梶原景時の変
1203 比企能員の変、阿野全成誅殺
1204 頼家死去、時政執権
1205 畠山重忠の乱、牧氏事件(時政追放)
1213 和田合戦
1219 実朝暗殺
1221 承久の乱
1224 義時死去
1225 政子死去
1232 御成敗式目

 

現在の主要メンバーの中で、政権中枢のまま天寿を全うするのは、義時、政子と三浦義村大江広元くらいか。

巴御前の重要な役割

前回は大姫が病で亡くなったが、義高との思い出に囚われる彼女に前を向かせたのは巴御前和田義盛とのお笑いも心温まったし、義仲への思いや今の思いを前向きに語りかける表情は観音様のようで神々しかった。

今回も、死を目前にした頼朝が巴に義仲のことを詫びるシーンがあり、頼朝の気持ちが少し浄化されたのかもしれない。ドラマではそういう役割なのか。

 

イチャイチャが微笑ましい和田義盛と巴の夫婦だが、史実では和田合戦まであと14年。二人の別れはどんな形で描かれるのだろうか。今が幸せそうだけに辛い。

 

源平盛衰記』では彼女は出家し91歳まで長生きしたとの記述があり、そうすると承久の変も義時、政子の死後も生きていることになる。

巴御前の生没年は不明だが、仮に木曾義仲と同じ年齢だとしても(実際はもっと年下だろうが)、義時の子である名宰相北条泰時よりもさらに長生きしたことになるのだ。

三谷さんはストーリーのポイントでとても上手く使っているので、巴は最後まで物語を見守るような気もする。

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