瑣事や心配事が多い毎日だが、録画していたNHK「SONGS 15周年スペシャル」(2022.3.24)を見て、改めて音楽っていいなと感じた。
「SONGS」は初回が2007年4月でその時のゲストが竹内まりや、それから15年も放送しているとのこと。音楽番組が少ない中、じっくりと曲を聴かせるこの番組はとても貴重だ。忌野清志郎や矢沢永吉、中森明菜も出ていたとは気づかなかった。
ほかにもビッグアーティストが多いが、女子高生とともに合唱する、森山直太朗の「さくら(独唱)」のシーンは以前見た記憶があったが、このあたりで涙腺が緩んできた。
井上陽水の「少年時代」「リバーサイドホテル」などのメドレーは圧巻だったし、松任谷由実の「ベルベットイースター」の弾き語り、「瞳を閉じて」の長崎の島のカットも灌漑深い。
東日本大震災のあった2011年は震災後の福山雅治、桑田佳祐などのコンサートなどが放送された。放送内容からは離れるが、震災後の音楽の関わりとして、いろいろな批判はあったが当時最盛期だったAKB48の被災地音楽活動はなかなか貴重なものだったと思えてくる。中でも復興ソングとして歌われた「掌」は今聴いても感動する。
番組の最後に流された、満開の桜の下で歌う竹内まりやの「人生の扉」はこのブログでも何回か取り上げているが、やはり名曲。これも自分が年老いたせいではあろうが。
この番組は思った以上に感動させてくれた。音楽って心を潤し、癒してくれるものだと改めて思ったのだ。