ヤフーニュースで、夏のオフィスの室温を28度から25度に下げたところ、残業時間が14%減少したとのニュース。
作業効率が上がるのは確か。いわゆる働き方改革にもつながる。
費用の方は、「光熱費は前年から約7万円増えたが、残業時間減少で人件費は約4千万円削減された。清元市長は「経済効率が高いことも裏付けられた」とする。温室効果ガスの排出量も微増にとどまったという。」とのことで、圧倒的に削減効果の方が多いようです。
「環境省によると、夏の冷房時の温度設定を1℃高くすると約13%の消費電力の削減になり、冬の暖房時の温度設定を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になるとされています。」
ので、光熱費の増加が少なすぎる気がしますが※、それは置いて、地球温暖化への影響を考えると、どうなのでしょうか。
※2か月間39%の消費電力の削減が7万円ということになるので、逆算すると、エアコンの、1か月間の空調の消費金額が7万円÷13%÷2=26万円というになりますが、姫路市という大きな市役所の割には少ない気がします。
よく考えると、夏の室温を28%にしているのは官公庁だけで、民間のオフィスではすでに25から26度くらい なので、あまり気にしても仕方がないのかもしれません。
ところで、以前勤務していたオフィスでは年間通じて空調が26度でした。健康のことも考えると年間一定の温度は人間の四季への適応に反していると思うので、体(もちろん精神や仕事の能率にもかかわります)のことを考えると、季節や外気温に対して何度上げる下げるというような設定をした方が良い気がします。
当然そのほうが温暖化防止になるし。