京都を旅するのが好きだった。京都在住の方のブログに知っている場所の記事が載っていたりすると羨ましくなる。
20代で初めて一人旅をした時は最初に清水寺界隈を散策した。高校の修学旅行では清水坂以外にどのあたりを歩いたのか記憶にないが、20代の旅では産寧坂(三年坂)の石畳に京都らしさを感じて、「転ぶと三年寿命が縮まる」という言い伝えに怯えながら、何度も登り降りして、土産に「七味家本舗」の唐辛子を買い求めた。
長い月日が過ぎて転勤で大阪に在住した時、休みの日には京都、奈良の社寺、名所などを様々に巡ったので、産寧坂以外にも、例えば高台寺周辺の路地など京都らしい場所をいくつか知ったが、産寧坂はやはり京都の旅の原点というか、京都といえば一番に連想する場所である。
昔もあの辺りは代表的な散策コースだったが、現在はインバウンド需要で大変な混雑だろう。
京都市内の紅葉は11月下旬から12月上旬が見頃だったと思うが今年はどうなのだろうか。行こうという気になっても混雑がいやなので二の足を踏んでしまう。
せめて絵でも…清水、産寧坂辺りの秋の夕暮れをイメージして拙い絵を描いてみました。