keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩、最近はイラストが趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

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【本の感想】「すみれ屋敷の罪人」(降田 天)

 

あらすじ

戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る、屋敷の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく――。(本の紹介文より)

 

感想

久しぶりに面白いミステリーを読んだ。

 

戦前の上流階級の屋敷で起こった事件を、ルポルタージュ形式で解き明かしていく。

 

「洋館」「三姉妹」「戦争」。暗鬱になりがちな設定や題材なのに読後感はなぜかハートフルで暖かい。心地よいスピードで謎が解き明かされていき、分量も適度。

 

作品を通じて「すみれ」が溢れているのもよい。

 

初めて読んだ作者ですが、おすすめです。

 

 

この作品をおすすめしたい人

  • ルポルタージュ形式で過去の事件を解き明かすストーリーが好きな人
  • 過度に暗くなく、気持ちよく読み進めるミステリーが好きな人

 

著者について

降田 天(ふるた てん)は日本の小説家・推理作家。萩野 瑛(はぎの えい)と鮎川 颯(あゆかわ そう)が小説を書くために用いている筆名のひとつ。他に鮎川 はぎの(あゆかわ はぎの)、高瀬 ゆのか(たかせ ゆのか)の名義がある。日本推理作家協会会員。

 

2007年、鮎川はぎの名義で「横柄巫女と宰相陛下」が第2回小学館ライトノベル大賞〈ルルル文庫部門〉期待賞を受賞、小説家としてデビューを果たす。少女向けのライトノベルを発表し始める。2010年から、高瀬ゆのか名義で少女向け漫画(およびその映画版)のノベライズを出している。

 

2014年、「女王はかえらない」で第13回『このミステリーがすごい!』大賞(宝島社主催)の大賞を受賞。2人は大学の同級生で、東京都で共同生活をしながら執筆活動を行っている。萩野が大筋を書き、2人で登場人物の心情などを話し合った後で、鮎川が執筆している。

(筆者:女性2人で検討しながら書いているのが珍しい。内容に納得感があるのはこうした作業を経ているからかな?)

 

2018年、「偽りの春」で第71回日本推理作家協会賞受賞(短編部門)。

 

主な作品

 「狩野雷太」シリーズ

  • 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理(2019年4月 KADOKAWA / 2021年9月 角川文庫)
  • 朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理(2024年9月 角川文庫)

その他の作品

  • 女王はかえらない(2015年1月 宝島社 / 2016年1月 宝島社文庫)
  • 彼女はもどらない(2017年7月 宝島社文庫)
  • すみれ屋敷の罪人(2018年12月 宝島社 / 2020年1月 宝島社文庫)
  • 有限会社さんず スーサイド・サポート・サービス(2024年11月 小学館文庫)
  • 事件は終わった(2022年8月 集英社)
  • 少女マクベス(2024年8月 双葉社)

 

※ 著者、主な作品はフリーの百科事典 Wikipedia を参考にした

降田天 - Wikipedia

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