keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コラム】献金問題よりもっと重要なことをニュースにしたら?


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政治に関する意見です。


TVのニュースやワイドショーでは、相変わらず自民党の裏金キックバックについて報じている。


裏金について使途を知らぬ存ぜぬととぼける幹部たちには憤りを覚えるのはもちろんだ。


しかし、この事件は国民生活に直ちに影響する訳ではない。政治献金は政策決定に関わりはあるのだろうが、どれだけ影響を与えるのか不明だし、献金そのものでなくキックバックについてであること、検察も立件できなかったことを考えれば、いつまでも固執するはいかがなものか。


他にもっと重要なことや、議論するべきことがあるのではないかと思うのである。


例えば。


世論調査内閣支持率自民党支持率とも20%すれすれとかつてない低さなのに、報道を見る限り自民党内からは岸田おろしの声は皆無らしい。


かっては政権の支持率が低迷するとすぐに〇〇おろしなどと動いたものだが、岸田首相の場合はなぜかそれがない。


自民党の国会議員にやる気がないのか、国民などどうせすぐに忘れるだろうと舐めているのか、代わる人材がいないのか、理由はよくわからない。


ただ、根底には選挙制度の問題があるではないか。


現在の小選挙区で当選するのは一人だけだから、公認する党の執行部の力は強い。そのことが今の自民党内で主流派への反発が表面化しにくい原因の一つではないか。


かつての中選挙区制では、3〜5人が選ばれるので、党内の様々な意見の人が同時に当選できた。


加えて現在の小選挙区比例代表並立制では人物にかかわらず知名度の高いあんな人こんな人が当選してしまう(選挙民の問題でもある)。小選挙区死票も多く民意を反映する制度ではないのだ。


また、現在の自民党保守からいわゆる「リベラル」までごちゃまぜの政党なのに、LGBT法、フェミニズム偏重、外国人受け入れ促進など政策は欧米の文化破壊的なリベラル寄りのものとなっている。


こうした行き過ぎた「不適切」=リベラルの影響で、国民の多くは「住みづらい窮屈な社会」と感じている。それなのにそうした思いを反映する政党はほぼない。

 

政権交代が現実的には難しい今、小選挙区制はデメリットの方が多い。1993年以前のように中選挙区制に戻り、自民党は保守とリベラルに分かれ、政界を再編する。それしか日本の生きる道はないと思うのだ。

 

 

相も変わらず献金問題を報道するよりも、こうした国の仕組みや基本的な理念を論ずることのほうがよっぽど重要なのだろうに…と感じる昨今である。

 

 

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