昨日から防水バンテープを指先に巻いているのと、久しぶりの雨で湿気があるせいか今日はヒビが傷まない。人の体とはなんと微妙か。
ヤフーニュースを読んでいると、殺人事件加害者への刑罰が甘々な司法や、細かなことをことさら抗議して伝統文化を壊すポリコレ、フェミニズムなど「文化革命」、それを批判すると誹謗中傷と逆ギレする輩に相変わらず嫌悪と恐怖を感じるが、それは別にして、今朝の朝日朝刊に岸田首相が来秋に予定どおり健康保険証の廃止を表明するとの記事が載っていた。
自民、公明、維新、国民が賛成しすでに成立した法律でそうなっているので、何も手を打たなければ自然にそうなる。
政府は国民の意見を見ながらと言っていたが、どう意見を聞いたのだろう…国民の大半は現在どおりの保険証を望むのでは?少なくとも自分の身の回りではそうだ。誰が面倒くさいマイナ保険証なぞ使うものか。
政府のマイナ保険証の説明では便利になるようなことばかり書いているが、実際は違う。
- 従来の保険証は月が変わらなければ持参不要だが、マイナ保険証は毎回持参が必要(大半の国民はこのことを知らぬ)。
- 従来保険証は受付に出せばいいが、マイナ保険証はいちいち窓口に置かれたリーダーに読み込ませなければならず、暗証番号入力か顔認証が必要。マスク、メガネしても顔認証は可能とPRしてるが、皆さまスマホの顔認証で経験しているようにうまくできない場合も多いことは容易に推測できる。
- 従来保険証は更新時期に自動的に送られてくるが、マイナンバーカードをマイナ保険証として使う場合は5年ごとに市町村窓口に出かけて更新が必要。(スマホで更新できるのは10年ごとの更新手続きだけ)
そもそも紛失するとやたら面倒でリスクが高いマイナンバーカードをなぜ持ち歩かなければならないのか。
自分は頭が悪いのでマイナ保険証の必要性が未だに全くわからない。少なくとも従来の保険証を廃止する必要性が全くわからない。
こんな不便でリスクの高い仕組みを「行政のデジタル化」というお題目で勝手に進める政府は傲れるバカというしかない。
岸田、河野氏が安倍派裏金の騒動にまぎれてこっそりとこんな愚策を続けようとするのも極めて姑息だ。
繰り返すがこんなバカな制度に賛成した自民、公明、維新の議員たちはどれだけ阿呆なのだろう。
そして、こうした愚かなことが淡々と進められていること静観し、鬼の首を捉えたように裏金ばかりを糾弾するネットを含むマスコミも負けない程度にバカである。
自分にとってはこの愚かなマイナ保険証がこのまま強行されること、それだけでなく国民の意思にかかわらずこうした酷い政策が強行され続けることがとてつもなく嫌なのだ。
民意を無視してこれが民主主義国家か。マイナ保険証だけ見ればロシアや中国と変わらない。
追記)12.14「日刊ゲンダイ」も同じ趣旨のことを書いていた。
マイナ保険証に尽きない国民の不安…自民裏金疑惑のドサクサに紛れ健康保険証「廃止」強行|日刊ゲンダイDIGITAL