keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩、最近はイラストが趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

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【本の感想】最近面白かった本。「ぼぎわんが来る」「青の呪い、心霊探偵八雲」「禁じられた遊び」「北緯43度のコールドケース」「おどろしの森」「准教授・高槻彰良の推察」

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Amazonkindle unlimitedに入っているので、最近はすべて対象の本ばかり読んでいる。ベストセラー作品は少ないが、昔より作品が充実していて、ネットサーフィン的に読むと「おすすめ」で出てくる本が尽きない。


その中で面白かった本の感想を書いてみる。面白くなかった本もあったが、即返却できるのは kindle unlimited のメリットだと思う。


「ぼぎわんが来る」(澤村 伊智) 個人評価 5/5

「リング」以来の怖い小説だ。理不尽なことから化け物に狙われ、夫婦間の意識の違いも交えてじわじわくる怖さや、意表を突く展開、章ごとに視点を変えた構成がうまい。一人目の霊能力者真琴が敗れ、桁違いの力を持つ真打ちの霊能力者琴子が登場する時のワクワク感に痺れた。


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⇧ 「ぼぎわん」のイメージです…

澤村伊智 - Wikipedia


「青の呪い、心霊探偵八雲」(神永 学) 個人評価 4.5/5

心霊探偵八雲シリーズの高校時代のスピンオフ作品。共感覚で人の声に色が見える主人公が、学校に伝わる呪いの絵にまつわる殺人事件に巻き込まれていく。超能力を交えたミステリーは最近多いが、青い声の少女への恋、予想外の真相などうまく構成され、ストーリーに引き込まれる。心温まるエンディングに拍手。

小説家 神永学 オフィシャルサイト

 

禁じられた遊び」(清水 カルマ)個人評価 4/5

「忌少女」の続篇だが、映画化(2023.9月公開予定)でこちらが有名に。作品としてもこちらの方が起伏があり面白かった。「忌少女」が「キャリー」なら、これは怨霊ゾンビが出てくるバージョンの「13日の金曜日」のようなものか。B級だが最後まで読みたくなるホラーだと思う。橋本環奈主演の映画も見てみたい気がする。

「エロイムエッサイム」!自分の世代で思い出すのはやっぱり水木しげるの「悪魔くん」だろう。

映画『禁じられた遊び』公式サイト

清水カルマ - Wikipedia

 

「北緯43度のコールドケース」(伏尾 美紀)個人評価 4/5

よくできた警察小説だ。過去の誘拐事件で行方が分からなかった少女が死体で発見されるという発端から、少女虐待死事件、警察の情報漏洩と内部の権力争い、そして誘拐事件の真相究明まで読者を惹き込む。主人公である博士崩れの女性ノンキャリア警部補が落ち着いたキャラクターなのも好感。2021年江戸川乱歩賞受賞作。

伏尾美紀|プロフィール|HMV&BOOKS online

 


「おどろしの森」(滝川 さり)  個人評価 4/5

念願の新築の家で起こる怪異に、幼い頃禁足の森に入り取り憑かれた女性と仲間が立ち向かうというありがちなストーリーだが、ストーリー展開が上手くワクワクする。ネタバレだが主人公の霊能力者は普通に女性でいいと思うのだが…。

滝川さり|プロフィール|HMV&BOOKS online

 


「准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉が開く」(澤村 御影)個人評価 4/5

ライトノベルだが、幼い頃の不思議な体験から人の嘘がわかってしまう大学生の孤独感、民俗学〜都市伝説〜事件という設定が面白く、kindle unlimitedで無料で読める4巻まで読み続けてしまった。軽妙だが、巻が進むにつれ物語が深まってくる感じは昔読んだ「鎌倉香房メモリーズ」(阿部暁子)を思い出させる。


孤独な男子大学生が教授と親しくなるという設定は「コミュ障探偵の地味すぎる事件簿」(似鳥鶏)と似ているし、声で嘘がわかる主人公という点では上述の「青の呪い、心霊探偵八雲」と近いが、都市伝説の謎解きは独自性がある。

澤村御影|プロフィール|HMV&BOOKS online

 

以上、最近 kindle unlimited で読んで面白かった本の感想を書いてみた。対象外で欲しい本はあるのだが、対象になるのを期待して買うのを躊躇してしまう。一度中断してみようと思うのだが、タイミングがなかなか難しい…。

 

kindle unlimitedの対象書籍は定期的に変わるので、上記の本は現在は対象外かもしれません。ご注意を。

 

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