今桜の花びらが散っている。日本人が桜を好きな理由の一つには諸行無常の漂う花の散り際があるのかも知れない。
風が強ければ花吹雪になるが、風がなくても散る。もっと散るところを見ようと待っているとなかなか散らない。
そんなふうに散りゆく花びらを眺めていると、寂しさや悲しさとともに何かが終わった安心感のような感情も少し湧いてくるから不思議だ。
そのうち、ただ散る花びらを見ているだけなことに気づく。そのことしか考えていない。それってきっと瞑想なのだ。
だから散る桜を見ると心が癒やされるのかも知れないな、と思った。
コンチチ「楽しみな週末」を聴きながら