keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【テレビドラマ】脚本家が替わるとドラマがこんなにも変わってしまうなんて。NHK「舞い上がれ!」(11.21(月))


連続テレビ小説 舞いあがれ! Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

NHKの今期朝ドラ「舞いあがれ!」はとても好きなドラマだ。不評だった前作は無論、今までの良朝ドラと比べても、作りが丁寧、流れが自然で、表現が細やか。ドラマくさくない、いい意味で朝ドラらしくない朝ドラである。

 

ストーリー、演出が繊細で、人の心の機微を丁寧に描いていて、時の流れがゆったりしている。

例えば先週は、五島の灯台で貴志を見つけた舞が大声を上げることもなく、「どうして五島にきたん?」ととても自然なセリフだったし、大学を中退してどうしてもパイロットになりたいという舞を時間をかけて理解し認める母と、かつて娘の結婚を認めなかった祖母とのやり取りもしみじみとして感動的だった。

なにわバードマン編でも、人力飛行機パイロットとなった舞のリアルなトレーニングぶりや部員それぞれのキャラの描き方、大げさに感動的にしない抑制の効いたストーリーなど、毎回何がしかの感動があるドラマだった。繊細な脚本が高畑淳子永作博美らの名演技を引き出してもいた。

 

ところが、今日の放送内容を見て愕然とした。オープニングから雰囲気がガラッと変わり、わざとらしい、バタバタする、民放の薄いドラマにありがちな、今後の展開が読めるつまらないドラマになってしまった。脚本家が変わったのだ。

真面目で意志が強く、心温かい気遣いができる、今どき(ドラマの当時も)珍しい、好感度の高い舞ちゃんのキャラも変わってしまった。

同じ女優さんが演じているのに、なにかに取り憑かれて微妙に性格が変わった、或いはミステリーでよくある別人がすり替わったようで、違和感が強い。

 

脚本家が替わっただけ(桑原亮子さんから嶋田うれ葉さんに交代)で、こんなに全く別のドラマになってしまうのか。脚本とは恐ろしいものだ。

そもそも途中で脚本家を替えないでほしい。本作では最初から先週までの脚本を担当した桑原さんに障害があり、それを助けるために2人の脚本家を付けたことは知っていたが、せめて、桑原さんを統括にして雰囲気、テイストが変わらないように引き継いでほしかった。

 

これでは今まで積み上げてきた良い印象が統べてぶち壊しである。明日から見るかどうかわからない。今までが良かっただけに見るのがつらい。

ネットでも「舞い上がれ反省会」が盛り上がり始めた。NHKに視聴者の声を聞けと言っても届かないのはわかっているが、何とかしてほしいものだ。

 

連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK)は第8週から新展開。主人公・舞(福原遥)が航空学校に入学し、航空学校編がはじまる。脚本は桑原亮子から嶋田うれ葉に変わった。ゆったりしっとりしたムードから会話のテンポが早くなり、だいぶテイストが変わって見える。(下記記事より引用)

「舞いあがれ!」脚本家が変わりムードが激変しそうな理由(木俣冬) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

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