今朝の朝日新聞に気になる記事あり。
昨年12月の大阪で起きたクリニック放火殺人事件の続報記事。
紙の新聞で読んだが、あの残虐な放火殺人事件を生活保護や出所後支援の問題と関連付けて書いている。
背景にそんなことはあるだろうが、あの事件と結びつける必要があるかと疑問。
事件があると、社会の仕組みや人権、差別と結びつけることが多いが、あのとんでもない逆恨みのために、クリニックの先生も関係ない患者さんも多くの人が苦しんで命を絶たれた。
あの事件を生活保護とか出所後支援とかと結びつけるのはいかがなものかな。あの事件は社会の仕組みの問題なのだろうかと。
被害者の家族が読んだらどう思うだろうか。
記事によれば犯人は我が子の殺人未遂で服役して、出所後生活困窮し生活保護を受けたかったが、前科を気にしていたと書いてあった。
自らの行為が跳ね返ってくるのは当然だし、過去の行為を怖がるのは防衛本能からして自然。残念だが、世間は神さまの集まりではない。
書いていて記者は違和感を感じなかったのだろうか。責任者は修正を求めなかったのかな。理想を求める一方、それに隠された心なさを感じて少し怖くなった。