keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コラム】「プラハの春」とウクライナ


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プーチンウクライナ侵攻の装甲車行進のニュース画面を見て既視感があった。1968年チェコスロバキアの「プラハの春」を押しつぶした、ソ連などワルシャワ条約機構軍の首都プラハへの侵攻である。

プラハの春 - Wikipedia

 

あの時の戦車がプラハの街に入って来て、力で人々を圧殺しようとするおぞましさ、絶望感は今でも忘れられない。

 

チェコへの侵攻は同じ社会主義陣営の中の、自由や改革の方向性の違いによるものであり、同じ社会主義国家の中国やユーゴスラビアなどソ連と対立する国がチェコを支援しており、ウクライナとは対立構造が異なるものの、当時ブレジネフドクトリンと言われた、国家主権より社会主義陣営の秩序が優先するという侵略の論理は、今回のプーチンと屁理屈と似ている。

 

冷血なKGB工作員上がりのプーチンは50年経って先祖返りしたのか、頭の中はよくわからないが、ロシアというより、プーチンの個人的な信条が露骨に現れた今回の事件は、プーチンさえいなくなれは、良い方向に動くかもしれない。

 

プーチンの圧政下とはいえ、ひとまず民主主義国家であるロシアは、中国の共産党独裁よりは、まだ意見が言えるかもしれない。ソ連時代への郷愁はあるにせよ、ロシアの人たちの人としての心に期待したい。


ちなみに、ソ連侵略後のチェコスロバキアで「ヘイ・ジュード」がブロテストソングとして歌われていたと初めて知りました。
プラハの春。歌に刻まれた歴史(マルタ・クビショヴァーの歌)【チェコ】

 

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