keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩、最近はイラストが趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

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【テレビ】「ハワイの若大将」「マタンゴ」〜「カムカムエブリバディ」(1/11)より


ハワイの若大将 <東宝DVD名作セレクション>

「ハワイの若大将」「マタンゴ」!

昨日の「カムカムエブリバディ」は、るいとジョーが親密になっていくストーリーで、ネットでは劇中の映画ポスターに松重豊さんが演じる“伴虚無蔵”の名が乗っていたと話題になっていたが、自分が特に面白かったのが、ジョーを映画に誘うベリーのセリフで、「ハワイの若大将」「マタンゴ」の名前が出てきたことだ。

 

ドラマでは今1963年で、その頃自分はもう小学生だったから、るいの住み込むクリーニング屋さんの茶の間のテレビに写っていたNHK「あなたの秘密」も、椿三十郎も、ジャズカフェのメンバーの話に出て来た渡辺貞夫や日野皓正も知っている(彼らを実際に聴くのは高校時代だが)。るいが入ったレコード店で売られていた邦楽のレコードのジャケットも何かの曲のパロディのようで笑えた。このドラマは時々、時代を映す洒落た小道具が出てくるのでうれしい。

 

しかし、いきなり「ハワイの若大将」「マタンゴ」が出たのはとてもうれしかった。調べると「ハワイの若大将」は1963年公開の若大将シリーズ第4作目で、主題歌ではないが「DEDICATED」という「恋は紅いバラ」の英語バージョンが挿入歌で使われている。

 

次の「海の若大将」で「恋は紅いバラ」の日本語版が、第6作の「エレキの若大将」で大ヒット曲の「君といつまでも」「夜空の星」が使われ、その後の「アルプスの若大将」などの作品でも「蒼い星くず」「夕日は赤く」「まだ見ぬ恋人」「夜空を仰いで」「旅人よ」など数々のヒット曲が主題歌や挿入歌になっている。現在では考えられない凄い時代だな。詳しくはこちらで⇩

若大将シリーズ - Wikipedia

 

マタンゴ」も懐かしい。ラドンゴジラモスラなどの怪獣映画の後の頃の作品で、確か放射能の影響か何かで人がきのこになってしまう怖い物語。今から考えると「ウルトラQ」などと通じる作品なのだらうが、少なくとも当時の自分には難しかったし、多分見なかったと思う。


マタンゴ Blu-ray

 

ちなみに、この頃の東宝の特撮映画では「妖星ゴラス」などを見たが、怪獣映画に比べてあまり面白くなかったことを覚えている。

 

もうひとつ覚えている映画があり、地球がクラゲのような生物に巻かれる場面があるのだが、映画ポスターの図と全く異なりがっかりした記憶がある。あれは何の映画だったのか。

 

…昔話ですね。同じ時代の人でなければわからない話で失礼しました。

 

時代

たった60年前のことでも、年代が違うとなかなかわかりにくいし、人によって受け取り方が違う。

 

よくマスコミで「昭和レトロ」という言葉を使うが、この言葉のイメージはおそらく昭和30年代後半の東京オリンピックの頃だと思っているのだが、一口で昭和といっても、戦前、昭和20年代の戦後復興期、30年代からの高度成長期、40年代後半のオイルショック以降の時代で全く違う。

 

 

終わってからまだ30年あまりしか経っていない昭和の時代でさえそうなのだから、もはや当時の記憶を持つ人がほとんどいない明治時代についても、幕末維新の色が濃い明治初期と、日露戦争の頃の明治後期ではモノも人の考え方もかなり違うのだろうし、その前の300年もの長い江戸時代は、知っている範囲でも初期、元禄、文化文政、幕末などがあるのだが、実際は更に多彩でとても一言で括れまい。

 

さらにそれぞれの時代の中で、確実に千差万別の無数の人生があり、喜怒哀楽があった。だから、昭和だから、平成だからどうだとか、勝手に決めつけないほうが良い。「多様性」という言葉を使うまでもなく。ふとそんなことを考えてしまった。

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