今日は気温が下がり季節がだいぶ秋めいてきて、体を動かしたくなった。
小学生の頃「バウンド」という遊びが流行った。地面に正方形を縦横で4等分する線を引いて、それぞれのマスに一人づつ入る。ボールを自分の入ったマスに一度バウンドさせてから縦横斜めの相手のコマスに入れて打ち替えす遊びだ。ボールはドッチボールの玉を使った気がする。
相手のボールが地面に触れる前のすれすれのところで地面を這うように打ち返すのがコツだった。着地してから打ち返しても良かったのかどうか覚えていない。
この遊びが、地元のローカルなものだったのか、全国的にあるものなのか不明、大人になってから、会社のレクレーションで、この遊びが登場したので、全国的な遊びなのだろう。
会社で他の人はやったことがないようだった。自分は運動神経は全くダメなのだが、他の人はコツが分からないので、地面すれすれのボールを打ち返す自分の技は感嘆され、その時だけはヒーローになったのだ。運動ができる人はこんな気持ちなのかと。
この遊び、ネットで確認すると、日本スポーツ協会や日本レクリエーション協会で「天大中小」とされているようだが、それが正式なものかどうか。地方ごとでさまざま名前があるようだ。
田の字のラインを引いて、ボールをバウンドさせ合うあの遊び 何と呼んでいた?(全文表示)|Jタウンネット
自分の地域の名称「バウンド」が一番そのままのような気がするが、記事によると、マスにも順番があるようで、そういう意味では「天大中小」のほうが合っている。子供の頃に遊んだときに順位があったかどうかよく覚えていないが。
ただ、歳をとった今でも、地面すれすれにボールを打ち返すタイミングは体がよく覚えていて、ふと考えると、あれってタイミングをずらして相手の隙をつくことだな。
もしかすると、今までの人生であんなふうに動いていればもっともっと物事がうまくいっていたのかもしれない。
そんなくだらないことを考える秋の一日である。