おかげさまで、コロナウイルスの感染が減っている。昨日10月4日は新規感染者の少ない月曜日ではあるが、東京で100人を切り、全国でも600人程度。全国ではピーク時の10分の1、東京では50分の1以下になった。
うれしいことだが、以前から感じている「なぜ急激に減少しているか」の原因ははっきりしない。
感染対策やワクチンの効果はあるにしても、あれだけ感染力やワクチン耐性が恐れられていたデルタ株が、感染爆発よりも速いペースで減少しているのもなにか信じられないのが本音だ。
減少に人流との関連は見出されず、医療逼迫や自宅療養の怖さが人々に浸透して、一人ひとりが感染対策をしっかりやるようになったとか、専門家でも曖昧な答えしか持ち合わせていないようだ。
もう一つ、ウイルス自体の原因ということもニュース記事には書いてあるのだが、具体的にどういうことか細かく書いてある記事はない。ウィルスの専門家がこのあたりをもう少し詳しく調べてくれるといいのだが。
さて、これからは、素人見解になるだが、前々からわからないことの一つに、「変異株の置き換わり」ということがある。
新型コロナウイルスの変異の仕組みや「置き換わる」とは? | メディアスホールディングス株式会社より引用
日本で昨年の冬から流行ったのが従来型、今年の春の第4波はイギリス株(アルファ株)、そして夏に第5波大拡大したインド株(デルタ株)。新しい変異株が流行するたび、従来型の株からほぼ100%置き換わっている。
これがなぜだかわからない。変異株の感染力が強く、シェアを増やすことはわかるが、従来株はシェアを減らすとしても、なぜ並列的に存在しないのか。
従来株でも世界中であれだけ多くの人が感染し亡くなるほど感染力は強いのだから、それより強力な株が出現しても、引き続き流行しているはずなのに。なぜそうならないのかはネットで調べてもわからなかった。
インフルエンザウィルスの場合、毎年の流行株が変わるのは昨年流行った種類が人々が抗体を獲得してかかりにくくなるので、抗体のない新しい種類が流行るのだと聞いたことがあるが、コロナウイルスの場合はまだ抗体を獲得するほど感染者は増えていなかったので、そうしたこともないだろう。
この変異株の置き換わりと関連するかもしれないが、今回のよくわからない感染減少はウィルス自体の性質によるものではないのか?つまりウィルス株の種類ごとに寿命があり、デルタ株もそのせいで減少しているのではないかと。従来株もアルファ株もそれ自体の寿命のために下火になっていったのだと。
株ごとに異なる寿命やピークがあり(例えば半年でピーク、寿命は1年)、勝手に減っていったとか。もちろん感染対策の効果もあるが。
新型コロナウイルスの変異の仕組みや「置き換わる」とは? | メディアスホールディングス株式会社より引用
そう考えると、新たな変異株が発生するタイミングで従来株が減っていく現象も腑に落ちる気がする。
素人の突飛な考えなのだろうが、専門家のみなさま、どんなものでしょうか。