はじめに
季節の移り変わりは早いもので、冬が過ぎたと思ったらもう春も盛り。この分では夏が来るのも早そうです。
暑くなると最初はアイスクリームが売れますが、気温が30度を超えるとかき氷にシフトすると言われています。真夏にかき氷を食べる爽快感はたまらないですね。
よくテレビで取り上げられるように、かき氷専門店で作るかき氷はふんわりして、上品なおいしいスイーツに変わっています。
特に最初から味のついた氷を削って作る台湾生まれの｢台湾風かき氷｣（雪花冰、シェーホアピン）は人気があります。
ただ、かき氷専門店はそれほど多くないし、出かけるのが少し面倒です。
でも、今はかき氷器も高性能になり、電動式のもの、刃の高さの調節ができるものが多くなって、家でもふんわりとしたおいしいかき氷が作れるようになってきました。
レシピ本やネットにはスイーツのようなふわふわかき氷のレシピもたくさん載っています。
もちろん、天然氷を使う専門店と全く同じとは言えませんが、性能の良いかき氷器を使い、作り方を工夫すれば、ご家庭でも専門店のようなおいしいかき氷が味わえます。
この記事では、ふんわりとおいしいかき氷ができるおすすめのかき氷器を取り上げてみました。
なかなか外食に行きずらい今、家でおいしいかき氷を作ってみませんか。
おいしいふわふわかき氷の作り方
どんな作り方をすると、かき氷がふわふわでおいしくなるのでしょうか。
専門家の方が書かれているサイトなどを参考にすると次のとおりです。
✅ 氷は水道水でなくペットボトルのミネラルウォーターや天然水（軟水が良い）を使う。
✅ 氷は製氷皿で作るキューブ状の氷でなく、ブロック氷の方がベター（製氷器などに付いてくる専用の容器で作れる。）
※製氷皿は割り箸を2本置いたり、タオルなどで包むと気泡が入らずにふわふわのかき氷ができる。
✅ 冷蔵庫、冷凍室から出して直ぐに削らずに、少し常温で放置してから削る。目安は、色が白から透明に変わる、表面が湿って水滴が垂れるタイミング。
ちなみに、NHKテレビ「ガッテン！」では、次のとおり電子レンジで温めるという方法を推奨していました。
・冷凍庫から出した氷を… 電子レンジで３０秒（６００Wの場合）加熱
・そのあと… 表面全体がぬれるまで放置（３～５分が目安）
※常温のみであたためる場合、放置時間は１５分が目安。
✅ 刃を出さないほうがふわっと仕上がる。最初は刃を出さない状態から、削り具合を見ながら徐々に刃を出していくと良い。
✅ 最初は器を回しながら器の端に氷を落とし、後半は器は回さず真ん中に落としていくときれいな山型に仕上がる（これはプロの技かも）。
✅ 器やシロップは冷やしておく。削ったら空気に触れる前にすぐにシロップなどをかける。
✅ 氷を作る時、砂糖を入れるとふわっと仕上がる（200ccで砂糖大さじ2～3杯程度）という説明もあります。かなり糖分はありそうですが…
共通して言えるのは、
「できるだけブロックの氷で、削る前に少し常温で置いて、刃はあまり出さずに、適宜器を回しながら削る」
ということでしょうか。
かき氷器も、できればブロックの氷を削れるタイプの方が良いのですが、手軽さも考えれば、キューブの氷を削るタイプでもいいかもしれません。
⇩ 参考にさせていただいたサイト
美味しいかき氷は家庭で作れる！ 「ねいろ屋」直伝の極上シロップ＆家庭用かき氷機で夏を楽しもう - ソレドコ
ふわふわ！ プロ直伝のかき氷レシピ。こだわりのシロップアイデアも | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ
おすすめのふわふわかき氷器
手動式と電動式
かき氷器には手動式と電動式の製品があります。
それぞれのメリットデメリットは次のとおりです。
手動式のメリット、デメリット
〇 価格が安い（高いものもある）
〇 かき氷をつくる作業が楽しめる
✖ ハンドルを回すのが面倒で疲れる
電動式のメリット、デメリット
〇 簡単に、手軽にかき氷を作れる
✖ 価格が比較的高い
✖ かき氷をつくる作業の楽しみが少ない
それぞれメリット、デメリットがあります。ニーズや使い方に合わせてお選びいただければいいと思います。
その他、使用後の手入れを考えると、部品が外せて手入れがしやすいものがベターです。
また、収納場所や使う場所が見つけにくいなら、フワフワ感は劣りますが、ハンディ式の製品もおすすめです。
電動式の製品
ドウシシャ電動ふわふわとろ雪かき氷器DTY-B1
専用の製氷カップで作った氷（ブロック氷）から作り、刃の高さの調節ができるので、ふわふわのかき氷が作れます。ふわふわのかき氷スイーツを作りたい方におすすめ製品です。
氷だけでなく、ジュースなどの味付き氷や市販の冷凍フルーツも削れるので、ふわふわの台湾風かき氷などのかき氷スイーツも作れます。
洗いやすいで、手入れが便利。レシピ本、Mサイズ１つ、ハーフサイズ２セットの専用の製氷カップがついて来るので、色々なレシピが楽しめます。
【仕様】電動式、刃の高さ調節可能、専用氷専用、Mサイズ１・ハーフサイズ２セット（4個）の専用製氷カップ、レシピ本付き
※ネットでDTY-19,20という製品も販売されていますが、こちらの製品が新しいようです。
貝印本格かき氷器DL7521
この製品は刃の高さの調節は出来ませんが、刃物専門メーカーのノウハウを生かした刃の性能が良く、専門店のようなふんわりとした細かなかき氷が作れます。
専用のカップは二重で断熱性がありゆっくりと固まるので、空気が入らず透明な氷が作れます。
【仕様】電動式、刃の高さ調節可能、専用氷専用、専用製氷カップ1個、レシピ付き
ドウシシャ大人のふわふわかき氷器 DHIS-20
ハンディタイプで手軽に楽しめるかき氷器です。冷蔵庫の製氷皿で作った氷が使えます。電源はコンセントから取りますが、手に持って氷を落とすので器をクルクル回す必要がありません。
同社の「電動ふわふわとろ雪かき氷器DTY-B1｣ほどのふわふわさ感はありませんが、手軽にふわふわかき氷を楽しめます。
同型でコードレスCDIS-20もあります（単三乾電池4本で20回使用可）。少し電池の持ちが悪いですが、卓上で楽しみたい方にはおすすめです。
【仕様】電動式、刃の高さ調節可能、バラ氷専用（ロックアイスは不可）、レシピ本付き
ドウシシャ大人のふわふわかき氷器コードレス CDIS-20
手動式の製品
FESCO YukiYuki（ゆきゆき）2
専用の製氷カップで作った氷、刃の高さの調節ができるので、好みに合わせて細雪のようなふわふわのかき氷が作れます。氷だけでなく、牛乳、ジュースなども削れます。
台湾かき氷スイーツのレシピ本、専用の製氷カップが3がついて来るので、ご家庭で手軽に台湾スイーツが楽しめます。
【仕様】手動式、刃の高さ調節可能、専用氷専用、専用製氷カップ3個、レシピ本付き
ドウシシャ手動ふわ雪かき氷器IS-FY-19
レトロなデザインでかき氷の雰囲気を楽しめます。専用氷使用、刃の高さ調節可能なのでふわふわのかき氷が作れます。バラ氷も使えるので汎用性が高いです。
ふわふわ感は同社の「大人のふわふわかき氷器DTY-B1｣の方が優れているという評価が多いのですが、雰囲気重視の方には最適です。
同じ形で電動式の｢電動本格ふわふわかき氷器 DCFP20｣も販売されているので、電動でレトロな雰囲気を味わいたい方はそちらを選ぶ選択肢もあります。ただしそちらはバラ氷は使えませんのでご注意ください。
【仕様】手動式、刃の高さ調節可能、専用氷･バラ氷、専用製氷カップMサイズ2個、レシピ本付き
ドウシシャ電動本格ふわふわかき氷器 DCFP20
おいしいふわふわかき氷の作り方とふわふわかき氷器5選+2 まとめ
お読みいただきありがとうございました。
ふわふわかき氷を作るコツは、できるだけブロックの氷で、削る前に少し時間を置いて、刃はあまり出さずに、適宜器を回しながら削るということです。
高性能になったかき氷器には電動式、手動式、コードレスの製品かあるので、ニーズと好みに合わせてお選びください。
かき氷も、昔のようにシロップをかけて冷たい食感を味わうものから、台湾かき氷のようなオシャレなスイーツに変わり、夏だけでなく1年中食べられるようになりました。
専門店の味をご家庭で味わえる最新のかき氷器を使って楽しい時間をお過ごしくださいませ。
