シリコンスチーマ はじめに
シリコンスチーマ―は耐熱温度が高いシリコン製の電子レンジ用調理器具です。
10年ほど前に、タジン鍋とともに蒸し料理の器具として大ブームになりました。油を使わずにヘルシーに短時間で調理ができることが人気の理由でした。
特にシリコンスチーマは当時100均ショップでいろいろな種類が販売されていたり、ムック本についていたりで、やがてブームは去りましたが、人気の理由だった手軽に短時間で調理できるというメリットは変わりません。
この記事では、時短・簡単・ヘルシーなクッキングにおすすめできるシリコンスチーマ―について、メリット・デメリット、使用上の注意点とおすすめの製品をまとめてみました。
参考にしていただければ幸いです。
シリコンスチーマのメリットとデメリット
シリコンスチーマ―は耐熱温度が高く、中に入れた食材が高温の蒸気で短時間で加熱され、見た目もカラフルで可愛く、そのまま食卓に乗せることもできるのが魅力ですが、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 火を使わずに電子レンジだけで調理できる
- 短時間で調理できる
- そのまま食卓にのせられる
- 油を使わず蒸気で蒸すのでヘルシー
- フライパン鍋などが不要で洗い物が少ない
- 色や形がカラフル、鮮やかで可愛い
- レシピが多い
デメリット
- 臭いが強い食材を調理すると臭いが付く
- 柔らかいすぎて洗いにくい
- 電子レンジの中が蒸気で充満する
- 柔らかすぎて持ちにくい
- レシピがワンパターンで同じようなものになる
- キチンと調理した方がおいしい
このようにメリットもデメリットもありますが、野菜の下茹でなどの下ごしらえ、蒸し料理、一人暮らしなどでの簡便な調理器具として大変役に立つグッズです。
電子レンジを使った同様の蒸し調理器具としては、電子レンジ用の蒸し器や耐熱ボウルもありますが、電子レンジは調理時間が短く、汎用性も高いのはおすすめできるポイントです。
また、最近は、加熱水蒸気でヘルシーな蒸し料理ができるヘルシースチームオーブンレンジなどの調理家電が出現してきましたが、シリコンスチーマを使えば、単機能の電子レンジでコストをかけずにヘルシーに蒸し料理などができるので、これもおすすめポイントです。
デメリットである臭いが付きやすいという特徴は調理器具としてマイナスポイントですが、シリコンスチーマーの老舗大手「ルクエ」の「プラチナシリコン」を使った製品では臭いが付きにくく、口コミ等の評判も上々です。
なお、過去には一部の中国製などの廉価品で有害物質ホルムアルデヒドが基準値を超えているとの公的機関の発表がありましたが、現在販売されている通常の製品では問題はないでしょう。
シリコンスチーマー使用の注意点
上で述べたメリット、デメリットとも関連しますが、使用にあたっては説明書やレシピのほか、全般的に次の点に注意しましょう。
- 食材の大きさをそろえる
- じゃがいも、にんじんなど固い野菜には水を入れる
- 生臭い魚は熱湯をかけておく
- 卵の黄身は箸などで穴をあけておく
- 火やオーブンにはかけない(耐熱温度は200度程度)
- 柔らかいので持ち運ぶときに火傷に注意する
- 臭いが付きやすいのですぐに洗う など
臭いや色が付いた場合は、重層を溶かした水に1日つけておく、牛乳を入れてレンジで2~3分温め、しばらく置くなどが効果的です。
シリコンスチーマーのおすすめ製品
売れ筋・高評価の製品を集めてみました。
ルクエ スチームケース レギュラーサイズ
メトレフランセ シリコンスチーマ― M
和平フレイズ シリコンスチーマ― M
VIVシリコンスチーマ― デュエ
シービージャパン シリコンスチーマー オーバル型
(参考)ほかにもいろいろ製品があります
シリコンスチーマー まとめ
お読みいただきありがとうございました。
かっての大ブームは去りましたが、シリコンスチーマーは現在も様々な製品が販売されており、料理の下ごしらえや簡単・短時間料理に大変役に立つ道具です。
メリットのほか、デメリットもありますが、特徴をよく知って使えば、豊かな食生活の一助になります。
シリコンスチーマをうまく活用して食卓に彩りを与えていただければ幸いです。