発売当時の不穏な世界情勢
2014年から2015年にかけて、イラクなど中東でのイスラム過激派ISILの恐怖政治やテロが活発化し2015年1月には日本人も被害にあった。悲惨で残酷な世界情勢に国内でも不安が拡がっていた2015年、秋元康作詞の反戦や命の大切さを訴える2つの曲が発表される。1つはAKB48「僕たちは戦わない」（2015年5月）、もう1つが乃木坂46「命は美しい」（2015年3月）である。
聴きやすいメッセージ曲
AKB48の「僕たちは戦わない」は、6月の総選挙投票用の曲で、センターは島崎遥香。「命は美しい」は3度目の西野七瀬センター、乃木坂46によく似合うマイナー調の格調ある曲。PVも踊りがきれいでかっこよく、何度もYou Tubeで観たものだ。現在はショートバージョンしか見られないのが残念だ。
（雰囲気を味わうなら、ショートバージョンでも十分で、当時、生駒里奈と交換留学していたSKE48松井玲奈の姿も見られるのが楽しい。）
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秋元康氏は時々こうしたメッセージソングを作るが、時に中学生のような言葉が目立ちあまり好きでない曲も多い。この曲はメッセージ性が控えめでいやらしさがなく、自分としては欅坂46の「サイレントマジョリティー」（2016年）や「不協和音」（2017年）よりも聴きやすい。
マイナーの響きは乃木坂と合う
マイナーのビアノの旋律と響きが詞とよく合って美しい。西野七瀬の儚げな印象もこの曲を魅力的にしている。乃木坂46でとても好きな曲のひとつだ。
乃木坂はこの頃が一番良かった気がする。西野七瀬も卒業して代が変わり、最近はあまり聴いていないが、また聞き始めようかな。
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