連続テレビ小説 カムカムエヴリバディ 完全版 ブルーレイ BOX1 [Blu-ray]
先週「タモリステーション」ウクライナ特番で見た5歳のプーチンの写真が、想像するサタンの顔そのものなのに衝撃を受けたが、残虐非道のロシア軍の侵略による悲劇は収束する兆しも見えず、心は沈むばかりだ。
だから、そんな現実の世界から逃れられるドラマの世界は貴重で、「カムカムエブリバディ」はその中でも特にホッとできる時間になっている。現在のひなた編が戦中戦後の安子編のような重苦しい内容でなかったことも結果的に良かった。
先週の岡山雉真家への帰郷や終戦の日の稔さん、平川アナウンサーの登場は視聴者を沸かせたが、今日の内容はさまざまな驚きと変化が凝縮されていて神回だった。
カムカムの歌をるいとひなたが歌ったことも微笑ましかったが、朝ドラについての雪衣さんとジョーの会話にほっこりした。雪衣さんが本当にいい人になっていたこと、るいがいなければ出会うことのなかった二人が朝ドラの話で盛り上がっている巡り合わせが、何だかうれしくてしみじみとした気持ちになった。
そういえばジョーは大月家の食卓で毎朝「おしん」などの朝ドラを見ていたし、雪衣さんは千吉さんの葬儀の朝にも朝ドラを見ていた。あの時はふてぶてしいと不評だったが、それほど朝ドラが好きと言うのが真相だったのか。
今日の内容で一番感動したのはトミーとの再会と、トミーとの会話でジョーが鍵盤楽器で30年ぶりに音楽を再開しようとしていることだ。ドラマのことながら明るい話題でうれしくなる。佐々木希演ずる奈々がトミーの奥さんになっていることにも驚いた。
リアリティの世界でもドラマのように明るい未来の兆しがあるとうれしいな。強く念じたい。
⬇このドラマの音楽を担当されている、世界のナベサダさんの代表曲!