はじめに
テレビやネットの「楽天モバイル」のコマーシャルで、”料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」はすべての人に最適なワンプラン!”という言葉をよく見かけます。
「ワンプラン」という言葉はどういう意味なのかと気になり、楽天モバイルの料金・サービスを確認してみると、ワンプランという言葉は楽天モバイルの料金の特徴をよく表していると思いました。
この記事では、「ワンプラン」という言葉について、自分の考えも含めて説明するとともに、料金にまつわるトピックを記載しています。
スマホの通信会社を検討している方、どの会社にしようか迷っている方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 楽天モバイルは、楽天グループが運営する「第4のキャリア(MNO)」で、回線網を持つキャリアでありながら、格安スマホ並みの低価格や国内通話無料が人気の通信サービス会社です
- 自社回線網は、2021年夏見込みで人口カバー率96%。累計契約申込数は2021年5月現在で約410万件、現在の料金プランは 2021年4月開始の「Rakuten UN-LIMIT VI」
- 自社網の電波の届かないエリアでは、auのネットワークにローミング接続(パートナー回線エリア)。端末は、「Rakuten Hand」などの楽天モバイル専用端末と楽天回線に対応したSIMフリースマホなど
- 特長をまとめると、①料金プランがすごい、②無料で国内通話かけ放題、③楽天ポイントが貯まる・使える、ことです
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楽天モバイル「ワンプラン」とは
「ワンプラン」の意味 ①契約プランは1種類だけであること
楽天モバイルの料金体系は1種類しかありません。大手3キャリアの料金体系は最近だいぶシンプルになりましたが、概ね各社とも、①使い放題の定額プラント、②比較的小容量の従量制プラン、の2つに分かれ、さらに「家族割」など各種割引の適用の有無により料金が大きく変わります。
ahamo、povo、LINEMOのプランはそれぞれ1つしかなく、シンプルでこちらも「ワンプラン」と謳っていますが、20GBまで同一料金でやや粗いプランです。
料金面で競合する格安スマホ通信会社でも、通話プラン、データプランの別の料金体系で、3GBまでは〇円など、データ容量ごとのプランを選択するしくみです。通話定額オプションもあるので、つけるかどうか、通話定額を10分にするか、通話放題にするかなどの選択もありますね。
これに対して楽天モバイルの料金プランは一つだけで、使ったデータ量に対応して毎月の料金が決まります。従量制なので、データ容量が使いきれずもったいないということはありません。国内通話は無料なので、通話定額オプションの選択も不要です。
もう少しデータ容量の種類(段階)が欲しいところですが、スマホ通信各社の料金の中では一番シンプルでリーズナブルなプランといえます。
楽天モバイルの料金
「ワンプラン」の意味 ②分かりやすい料金体系であること
最近は是正されつつありますが、携帯電話料金は大変複雑でわかりにくいものでした。特にドコモ、au、ソフトバンクの大手3社の料金体系は、いろいろな割引サービスが輻輳していて適用範囲がわかりにくく、自分の料金がいくらになるのかも、なかなかわからないこともありました。
コマーシャルなどで安いなと感じて店で確認してみると、実は意外に高い料金だったと感じた経験があるのではないでしょうか。
楽天モバイルの料金体系はそれに比べて極めてシンプルで分かりやすいもの。これも「ワンプラン」の意味ですね。
ワンプランの意味 ③国内通話無料でデータ通信料のみの料金であること
契約のシンプルさについては以上のとおりですが、国内通話無料※ということで基本的に支払料金はデータの使用量に基づく料金だけです。
※ Rakuten Linkアプリを利用。(0180)(0570)などから始まる他社接続サービス、一部特番(188)への通話等については対象外
「今月は少し通話料金が多いかな」と心配する必要がなく、支払料金という意味でも非常にシンプルです。
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料金についてもう少し詳しく
他のサービスとの比較
格安スマホと比べても最安レベル
楽天モバイルの月額料金をY!mobileなどのサブブランド、格安スマホ各社、大手3キャリアのahamoなどのプラン、そしてドコモの料金と比較してみました。
スマホ料金比較(税込/円)
表のように、1GBまでは無料なので最安値なのは当然ですが、20GBまでは低価格を売りにするahamoなど3社よりも格段に安くなっています。
3GB~20GBまでの価格帯は格安スマホのOCNやIijmioなどの方が料金の刻みが細かいため低価格です。毎月のデータ使用量がこの範囲内で一定している方は、こちらを選んだ方がお得かもしれません。
ただし、実際は表の料金に通話料金がプラスされるので、楽天モバイルが国内通話無料であることを考慮すると、通話が多い方は楽天モバイルを選んだ方が良いでしょう。
パートナー回線での料金は
料金面について、細かいところで自分が少し気になったのは、楽天回線エリア外のパートナー回線エリアでは高速通信は5GBまでに制限され、それ以上は最大1Mbpsになるので、この部分のデータ量を含めて、パートナー回線エリアで使用したデータ量はどのようにカウントされるのかということです。
楽天モバイルのサイトを見ると、
- 全ての回線エリアにおけるデータ消費は「データ利用料」としてカウント
- 速度制限の有無にかかわらず「データ利用量」としてカウント
- 低速通信も「データ利用料」としてカウント
と記載されているので、
- パートナー回線エリアで使用したデータ量もカウントされること(これは当然ですね)
- ハートナー回線エリアで5GB超過後の最大1Mbpsでの通信もデータ使用量としてカウントされること
が分かります。
このため、仮にパートナー回線エリアだけで使用しても、5GB超のデータを消費することがあり得ますが、その場合は速度が最大1Mbpsに低下するので、大容量データが利用しにくくなるため、データ使用量も余り大きくはならないでしょう。
楽天モバイルでは3GB超から20GBまでは料金は同じなので、 あまり気にする必要もないですね。
料金の支払方法
楽天モバイルの料金支払方法は、
の3種類です。
ただし、端末・アクセサリーの料金については代金引換も可能ですが、口座振替は使えません。
ポイントについて
楽天モバイル契約者は楽天ポイントについてもメリットがあります。
楽天モバイル「ワンプラン」まとめ
お読みいただきありがとうございました。
楽天モバイルのワンプランについて、自分なりに理解したかったこともありまとめてみました。少しわかりにくかったかもしれませんが、ご容赦ください。
楽天モバイルは契約時にプランを悩む必要がないシンプルなワンプランの料金体系であり、他社と比較しても最安レベル。国内通話無料ということも考えると、料金が安い格安スマホ通信御各社と比べてもお得感がある通信会社です。
「プラン料金3カ月無料」「最大25,000ポイント還元」「1円端末」など、現在キャンペーンの特典も大きいので、興味のある方は公式サイトでご確認くださいませ。
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