- 「クックフォーミーエクスプレス」が家にやって来た
- 「クックフォーミー エクスプレス」の操作とわかりにくかった点
- 「クックフォーミー エクスプレス」のレシピ
- クックフォーミーエクスプレスで調理するときの注意点
- クックフォーミーのアプリ
- クックフォーミーエクスプレスの全体的な感想
- クックフォーミーエクスプレスをおすすめしたい方
「クックフォーミーエクスプレス」が家にやって来た
電気圧力鍋って何?
家族が電気圧力鍋を買ってきた。ディスカウントストアで安くなっていたとのこと。箱から出してみると結構大きい。
ジャマじゃないのと聞くと、炊飯にも使えるからと言って、古くなった炊飯器の代わりにもと考えているらしい。
製品を見るとティファール(T-fal)の製品で「クックフォーミー エクスプレス(Cook 4 me Express)6L」。ふーん。電気圧力鍋か。
150種類の内蔵レシピ
確かガスで使う普通の圧力鍋を持っていたはずだけど、あまり使っているの見たことないな、と思いつつ、説明書を読むとレシピが内蔵されていて、150種類作れるらしい。
でも、150種類あっても作ってみたい料理は少ないのでは?と内容を見てみると、カレーとかシチューとか煮込み料理中心にいろいろメニューがある。
カレーもビーフ、ポーク、チキンとちゃんと分かれている。しつこそうだな、こういうのってなかなか想像していた味と違うことがあるからなと思う。
料理というと、鍋料理や一時シリコンスチーマ―に凝ったことがあるくらいで、全くの初心者。
だが、一度作って見ようかと思った。
「クックフォーミー エクスプレス」の操作とわかりにくかった点
電源を入れると聞こえる電子音が心地よい。
最初は説明書を見ずに触ってみたのだが、わかりにくかった点がいくつかあった。
ふたのロック
一つはふたのロックの仕方で、ふたをしたマークと開けたマークがあり、ふたのダイアルを
回転して行うのだが、マークに向かって回転させるのではなく、マークが出るように回転させるのが直感的にわかりにくかった。
スマホやパソコンでも現在ある状態を表示するものと、しようとする状態を表示するモノがあり、混同するのと同様だ。ここでは「現在ある状態」を表示するやり方。
メニュー画面
二つ目はメニュー画面の操作方法で、表示をタッチしても反応がないのでおやと思ったが、これはメニュー画面のダイアルを回して、目的の表示の位置に異動させ、決定ボタンで決定する仕組み。
日本メーカーの家電を使い慣れている自分としては違和感があった。
調理中の表示
同じようなことは、調理メニューの中で、例えば「油、ニンニク、玉ねぎを炒める」という説明と「OK」ボタンがあるのだが、最初は「はいわかりました、了解」の意味だと思って炒める前に「OK」を押したら、次の工程に進んでしまった。
慌てて「戻る」ボタンで戻ったが、この「OK」は「了解」ではなく「その作業が終了しました」という意味だった。
「クックフォーミー エクスプレス」のレシピ
作った感想
そんな、違和感を感じつつも最初に作った料理が確か「肉じゃが」で、料理初心者が作ったにしては、じゃがいも、豚肉の中までしっかり火が通った柔らかさと味の染み具合は満足できた。
おいしいとおだてられて、10種類以上の料理を作っただろうか。
レシピの特徴
圧力鍋なので煮込み料理が得意な調理器で、レシピは洋風の肉煮込み料理が多いようだ。
購入した製品は内蔵レシピが150種類入っている。最新の機種だと210種類あるようだ。
内蔵レシピは50音順に並んでいてダイアルを回して選択するので、順番が後のメニューまでなかなかたどり着けない。検索機能があるといいのだが。
電気圧力鍋「クックフォーミー エクスプレス / クックフォーミー」 | 電気圧力鍋 | スペシャルコンテンツ | ティファール【公式】
料理の味に満足
下準備のうまい下手や料理、味の好みがあるので、当然作った全ての料理が満足だったということはないが、初心者が作った割には本格的なレストランのような味がしたメニューも結構あって、概ね満足している。
自分が気に入って、家族にも評判が良かったレシピは、鶏の赤ワイン煮、ビーフシチュー、焼き豚、鶏とポテトのハーブ煮、簡単ブイヤーベース(アレンジ)、タンドリーチキンなど。
鶏肉、トマトを使った料理が多いな。西洋料理って以外にトマトを使うのですね。
全体的に肉が柔らかくジューシーにできるし、じゃがいものホクホク感が最高だった。
いずれにしても、初心者でもクックフォーミーの指示に従えば本格的な煮込み料理ができるのはとてもうれしい。食事に幅と奥行きが増えるので、調理のマンネリ化に悩んでいる人も助かると思う。
使いにくかった点
調理中に食材の分量が見られない
ただ、調理器の画面だけだと調理を始めると材料の分量が見られなくなってしまうので、付属のレシピ本かネットやスマホアプリと併用しないと、やりにくい。
1人用、3人用のレシピがない
それと、レシピが2、4、6人用しかなく、1人用、3人用のメニューがないので、最初は戸惑った。食材の分量は比例で計算すればいいのだが面倒だし、調理時間が変わるのではと心配だったのだ。
人数を替えて確認すると調理時間は基本的には同じようなので、食材の分量を替えれば一応1人分も3人分もできるのだが、どうせなら内蔵レシピに1人分、3人分のレシピを乗せてもらえるとありがたいし、経済的、健康的に調理ができるのだが。
ヘルシー調理指向ではない
それと、これは圧力料理なので当たり前だが、煮込み料理という性格上、それなりのカロリーがある料理が多いので、ご注意を。
付属の蒸しかごを使えば蒸し料理もできるが、全体的には、例えば同じ調理家電でも加熱水蒸気を使ったシャープ「ヘルシオ」などのようなヘルシー料理は得意ではない、というかそれを主目的にはしていないので、当たり前だが。
クックフォーミーエクスプレスで調理するときの注意点
「準備時間」と「調理時間」
メニューには「準備時間」と「調理時間」が書いてあるが、調理時間は原則、圧力調理時間のことで、炒めたり、蓋をせず煮込んだりする時間は含まれていない。
恐らく「準備時間」は炒めたり煮たりする時間と余熱時間の合計だと推測する。食材を切ったりする下準備の時間はたぶん入っていないと思う。
それなりに時間はかかる
このため、たぶん自分が料理初心者であるせいもあるが、調理に着手してから完成するまで意外に時間はかかってしまう。
口こみで「「時短」と言っている割に意外に時間がかかった」、という書き込みが多いのもこうしたことからだろう。
ティファールの説明では、一般の電気圧力鍋に比べると余熱時間が1/2ということだが、実感として、炒めるまでの余熱、圧力調理までの余熱はそれなりに時間はかかるので、そこは承知しておいた方がいいと思う。
クックフォーミーのアプリ
調理器との併用がベター
クックフォーミーのレシピで書いたように、調理器の画面だけだと調理を始めると材料の分量が見られなくなってしまうので、付属のレシピ本かネットやスマホアプリと併用が必要。
最初のうちはネットでレシピを見ていたが、専用のアプリがあることを知りそれを使っている。
アプリのメリット・デメリット
クックフォーミーアプリの良い点は、料理の検索ができること、「お気に入り」に入れられること、メモや買い物リストが作れること、機械の表示画面に近いこと、食材の写真が載っているのでとても参考になること、コメント機能があり、レシピの評判の良いコメント、失敗例などの口コミがあり、参考になることなどだ。
時々バグを起こしたり、検索機能が少し弱いのは短所で改善が望まれるのだが、全体的にはなかなか役に立つので調理するときはいつも使っている。
クックフォーミーエクスプレスの全体的な感想
メリット・デメリット
以上まとめると、次のとおりだ。
メリット
- 初心者でも簡単においしい本格料理が作れる
- 料理のレパートリーが増える
- 鍋が深いので炒め料理で油が飛びにくい
- 圧力料理だけでなく、炒める、通常の煮る調理もできる。
デメリット
- 慣れないと操作がわかりにくい面がある
- 検索ができないのでレシピを選ぶとき何回もダイアルを回すのが面倒
- 調理器の画面で、調理を始めると材料の分量が見られなくなってしまう
- メニューで1人用、3人用のものがない
- 内蔵レシピで記載されたとおりに調理しても、うまくいかないことがある
- ※その場合はマニュアルで調理で対応できることが多いが、口コミでは、水の分量が足らないと途中でお勝ってしまったとの書き込みもかなりあった(自分も一度だけあり)
- 記載されているより時間がかかる印象
- ふたの掃除が面倒(推奨されているように毎回掃除するのは面倒だが、掃除自体はそれほど手間がかかることはない)
総合的な感想
以上のようにメリット・デメリットはあり、こうして記載するとデメリットの記載も多いが、全体としては初心者でも簡単においしい料理ができるというメリットが勝っており、良い製品だと思う。
電気圧力鍋の機能と作る料理の性格をよく知ったうえで買えばとても役に立つ製品である。
クックフォーミーエクスプレスをおすすめしたい方
- 凝った料理を手軽にしてみたい方
- レストランの味を家庭で手軽に味わいたい方
- 料理のレパートリーを増やしたい方
- 夫に料理をさせたい奥さま
- 本格的な料理で家族に自慢したい男性
補足~4人分料理がメインなら6Lがおすすめ
底の面積は余り広くはないので、4人分料理がメインならこの記事で書いた6Lの製品がおすすめです(設置場所が取れればですが)。3Lだと少し窮屈で調理しにくいかもしれません。
⇩ こちらの製品です(6L、6人分まで調理)
⇩ 電気圧力鍋全般はこちらです