- はじめに
- 蚊の予防対策~駆除対策の前に
- 室内の蚊対策グッズ
- エアゾール式殺虫剤(ハエ・蚊用)の効果とメリット・デメリット
- ワンプッシュ式蚊取りの効果とメリット・デメリット
- ファン式蚊取り(置き型タイプ)の効果とメリット・デメリット
- 屋外の蚊対策グッズ
- 蚊の対策グッズまとめ
はじめに
暖かくなると虫が発生しますが、虫が嫌いな方は多いですね。
昆虫はヒトのような哺乳類と異なる形の生き物なので、生理的に気持ちが悪いと思うのかもしれません。特に嫌われるのが蛾とゴキブリと蚊でしょう。
蛾やゴキブリは気味が悪いという気持ちが先に立ちますが、蚊は刺されるとかゆいし、マラリア、デング熱、日本脳炎などの病気を媒介する厄介な虫。
しかも、お目にかからない年はない程身近でイヤな虫です。
この記事ではそんな身近でイヤな虫、蚊について、駆除するためのさまざまな対策の効果とメリット・デメリット、そしておすすめの製品についてまとめてみました。
これから必要になってくる蚊対策の参考になれば幸いです。
蚊の予防対策~駆除対策の前に
蚊の発生の防止
日本では蚊は4月から11月頃に発生すると言われています。ただ、都会のマンションなど暖かい部屋では冬でも活動することもあるので注意が必要です。
蚊は水たまりに卵を産み付けます。水たまりを全てなくすことは不可能ですが、家の周りで雨水がたまりやすい容器などがあれば片づけたり、溜まった雨水を抜くのことが蚊の発生の防止対策になります。
蚊の侵入の防止
いくら自分の周りだけ気をつけても、蚊は必ず発生します。次の対策は、蚊を家の中に入れないことです。
蚊の発生する季節になったら部屋の窓を開けたままにしないこと、開ける場合は必ず網戸を閉めておくことはとても大事な対策です。
蚊は網戸の小さな隙間や破れた個所からも侵入します。暖かくなる前に網戸の点検、補修を行うことも大切ですね。
○網戸補修グッズ
イワタニ SAH-8ST 網戸補修シート8枚入 48mm×48mm
網戸補修テープ 網戸補修シール ガラス繊維メッシュタイプテープ 防水 強粘着性 網戸の破れを張るだけで簡単補修 小さな虫をシャットアウト(5 x 200cm)グレイ
※ ベランダや玄関に置いたり、網戸にスプレーして害虫が室内に侵入することを防ぐ「虫よけ製品」は、蚊に似ている「ユスリカ」には効果がありますが、人の血を吸う「イエカ」や「ヤブカ」は適用害虫ではなく効果はないとされています。
室内の蚊対策グッズ
蚊取り線香、電気蚊取り、スプレー式殺虫剤といった昔からの製品のほか、一度噴射するだけで長時間効果が持続する製品などさまざまな製品が販売されています。
それぞれの特徴と効果を確認してから使用しましょう。
蚊取り線香の効果とメリット・デメリット
日本の夏の風物詩にもなっているものですが、除虫菊から抽出した天然や合成の成分ピレスロイドで蚊を殺し、忌避効果もある蚊対策グッズです。
ピレスロイドは人体に入ると分解されるので無害になります。効果が高いこと、伝統的な香りを好む人もいることがメリットですが、火災の危険があること、煙を嫌う方もいることがデメリットです。
アロマの香りのある製品も普及していますが、レモングラスなどを主成分とする製品は忌避効果のみで殺虫効果がないものもあるので、効能をよく確認しましょう。
火災の危険があるので、使用にあたっては線香皿や専用の容器を使用してください。
おすすめの蚊取り線香
おすすめの蚊取り線香(アロマの香り)
電気蚊取りの効果とメリット・デメリット
成分は蚊取り線香と同じピレスロイド系ですが、電気の熱で揮散させるため煙がでないという優れた特徴、メリットがあります。デメリットとしてはコンセントへの差し込みが必要なので使える範囲が限られることでしょうか。
マットタイプとリキッド(液体)タイプがあり、現在は使いやすく無駄がないリキッドタイプが主流です。
蚊取り線香に比べ煙が出ず無臭タイプも多いので、幼児のいるご家庭でも安心して使えるメリットもあります。
おすすめの電気蚊取り(リキッドタイプ)
おすすめの電気蚊取り(マットタイプ)
スプレー式殺虫剤
スプレー式殺虫剤には昔からの製品「キンチョール」など蚊やハエに直接噴射して殺すエアゾール式と、一回のスプレーで長時間効果のあるワンプッシュ式があります。
エアゾール式殺虫剤(ハエ・蚊用)の効果とメリット・デメリット
虫をひっくり返す成分と虫を殺す成分が配合されていて強力で、蚊が出た時に瞬時に駆除できるのがメリット、噴射する空間・タイミングが限られること、直接人や飲食物などにかからないよう注意が必要なことがデメリットです。
おすすめのエアゾール式殺虫剤(ハエ・蚊用)
ワンプッシュ式蚊取りの効果とメリット・デメリット
揮散されやすい薬剤を使用しているため、部屋(4.5~8畳程度)に1回噴射するだけで薬剤が部屋全体に広がり、壁や天井に付着して効果が長時間持続する大きなメリットのある製品です。
直接人や食品に向けないように注意が必要なことはエアゾール式と同様ですが、噴射時に注意すれば大丈夫です。
定量しか噴射されないので使い過ぎない、どこでも使える、電気も電池も火も使わないなど優れた特徴もあります。
おすすめのワンプッシュ式蚊取り
ファン式蚊取り(置き型タイプ)の効果とメリット・デメリット
蚊取り器のファンの送風などでピレスロイドなどの殺虫成分を揮散させ、乾電池で長時間使用できます。
置き型タイプは主に屋内に設置するタイプで、携帯型よりも大きく電池の持ちも長いです。
電池式なのでコンセントを気にせずに、持ち運んで使えることがメリット、電池交換が必要なことがデメリットです。
おすすめのファン式蚊取り(置き型タイプ)
屋外の蚊対策グッズ
ファン式蚊取り(携帯タイプ)の効果とメリット・デメリット
蚊取り器のファンの送風などで成分を揮散させ、乾電池で長時間使用できます。
携帯タイプは主に屋外で使用するため、蚊の忌避の目的で使用するもので、屋内型より小型で使用時間は短かくなります。そのまま屋内に持ち込んでも使用できます。
塗布型忌避剤(虫除け)と比べて、肌に直接添付する必要がないことがメリットですが、付け忘れたり、紛失したりするリスクがあります。
おすすめのファン式蚊取り(携帯タイプ)
塗布型忌避剤(虫除け)の効果とメリット・デメリット
害虫忌避の成分が配合され、肌に塗って害虫を寄せ付けない効果があります。
ディートという成分が配合されているものはは蚊のほか、ノミ、ブユ、サシバエ、イエダニなど様々な害虫に対して高い忌避効果があります。
一度肌に塗れば長時間効くことがメリットですが、塗る手間や塗らない部分は効果がないことがデメリットです。
エアゾールタイプ、ハンドスプレータイプ、ジェルタイプ、ティッシュタイプ、塗るタイプなど様々なタイプがあるので、用途や塗りやすさを考えて選びましょう。
人体に対する安全性も確認されていますが、用法・用量を守って使いましょう。
なお、ハーブを使った自然原料の虫よけスプレーも販売されており、効果があったとの評価もみられるので、試してみる価値はあるかもしれません。
おすすめの塗布型忌避剤(虫除け)スプレータイプ
おすすめの塗布型忌避剤(虫除け)ジェルタイプ
おすすめの塗布型忌避剤(虫除け)ティッシュタイプ
ハーブ虫よけスプレー
蚊の対策グッズまとめ
お読みいただきありがとうございました。
蚊の対策グッズには、蚊取り線香、電気蚊取り、スプレー式殺虫剤などさまざまな種類があります。
蚊取り線香の情緒やニオイを好まれる方もいらっしゃますが、簡単、安全という意味で、ご家庭で万人受けする製品としては電気蚊取り(リキッド型)やワンプッシュ式蚊取りがあげられるのではないでしょうか。
いずれにしても各製品にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を知ってうまく活用したいですね。
ほとんどが薬剤成分を使った製品なので、用法、用量を守ってお使いください。
蚊の出始める季節まであとわずかです。
現在のところ、蚊がコロナウィルスを媒介すると言われていないことは幸いですが、他の感染症も恐ろしいことには変わりはないので、蚊対策もしっかり行って健康な毎日をお過ごしくださいませ。