馴染みの深いイトーヨーカドー
普段よく行く最寄りのスーパーは「イトーヨーカドー」。いつもお世話になっている。
カナダのよく知らないM&A好きなスーパーからの買収話やら、本家であり一番守るべきイトーヨーカドーをセブン&アイグループから切り離し売却するとの報道など、最近何かと話題が多い。
でも自分にはとても愛着のあるスーパーだ。
数十年前にこの地に引っ越してきた頃から馴染のあるスーパーだし、それ以前も何度かの引っ越し先やら転勤先にはたいてい店舗があり、よく買い物をした。
自分は、衣料品でもスーツは紳士服量販店よりヨーカドーやジャスコで買うことが多かったし、カジュアルウェアはユニクロの若向きで絞ったデザインが嫌な時などはヨーカドーの比較的ゆったりとした商品が好みで買っていた。
だから現在のイトーヨーカドーの苦境はなにか他人事とは思えないし、最寄りの店が潰れてしまっては毎日の行き場がない。
ダイエーが潰れた頃は、POSを武器に発展を続ける、鈴木敏文さん率いるヨーカドーは時代の寵児だったのに…
最近は何か中途半端
最近は何かやることが中途半端のような気がする。
時代の流れとして、食品スーパーも家電も衣料品も日用品も専門店が台頭し、総合スーパーが以前のようにうまくいかないのは仕方がない。
ただ、無理に時代に合わせようとして本来の良さをなくしてしまったのではと思う。
例えば?最寄りの店では2、3年前に店内改装をして食品売り場を今風の黒っぽい、高い棚に変えたが、高齢者には以前の白っぽい低い棚の方が見やすく取りやすい。
衣料品のスーツ売り場がとうとうなくなり、カジュアルの紳士衣料品売り場もものすごく狭くなって、代わりに少しは名のしれたブランドの売り場になったが、見たところどうもぱっとしない。
自分がそうだし、ネットの書き込みなどをみてもヨーカドーの衣料品にはそれなりに根強いファンが付いていたように感じる。そうしたファンを自ら減らしてしまった...。
ありきたりな新しさを追求するより、比較的年齢が高い今までの固定客向きの売り場を追求した方がよかったのに、もったいない…
システムが弱い
システム面の迷走もある。7、8年前だったかヨーカドーアプリの不具合があったし、食品売り場の「IYマイレジ・ピピットスマホ」は使いにくく結局失敗して、現在は普通のセルフレジが中心になっているが、それもキャッシュレス専用と現金可の端末に分かれていて慣れない人には使いづらい。
まとめ買いをする人は、有人レジで会計はセルフレジという形が一番使いやすいが、通常有人レジは2台くらいしか開けていないので全体として使いづらくなっている。
近くにある関東地場の食品スーパーは全て有人レジ+セルフレジでの会計で、客がバーコードを読み取るセルフレジはひとつもないが、別に不便は感じず、むしろ快適だ。このくらいのシステム化がちょうど良いのでは。
ヨーカドーでは有人レジが混雑しているとき、今まで有人レジで働いていたパートの人がセルフレジへの誘導をしたりしているが、それなら有人レジを開放したほうがいいのに。
がんばれ!イトーヨーカドー
いくつか例を上げたが何かにつけて中途半端な感じである。
経営陣の考えなのだろうが、ファンは多いので売却などせず頑張って立て直してほしいものだ。
馴染のあるヨーカドーをハゲタカ外資に売るなどもってのほかなのだ!