内容が分かりにくい「大地震注意」
昨日お盆前の墓参りから戻って来ると、宮崎の地震、そして南海トラフ地震調査の速報が飛び込んできた。
テレビもオリンピック番組からこのニュースに切り替えている。
その後「大地震注意」が出されたがどうもよくわからない。
自分が理解した内容は、
といったことだけだ。
官房長官会見の違和感
「大地震注意」が出された後のタイミングで林官房長官の定例会見があり、記者からこの件について質問が何回もあったが、この後の気象庁の会見を聞いてくれ、と木で鼻をくくった回答を繰り返すだけ。
初めて出される「大地震注意」に国民が不安に思っているのにあの態度はないだろう。こんな対応ではもっと切実な危険が迫った時に到底政府を信頼できはしない。
記者も遠慮したような質問ばかりせず、「国民が大変不安に思っているのに、なぜもっと国民の立場に立った回答ができないのか」くらい言えないのかな。
気象庁会見
その後の気象庁会見を見ても今ひとつ実感がわかない。
分かったのは、
ということくらいだ。
大地震の危険が普段の数倍と言っても実感がわかないし(0.1%が0.5%になるらしい)、どの程度気をつけたり、覚悟をすれば良いのかよくわからない。
パニックになるので迂闊なことは言えないにしても、国は、「一応注意しましたよ」というアリバイづくりなのかなとも思ってしまう。
対象地域が分からなかった
もうひとつわからなかったのは、この「注意」がどの地域を対象としているのかということ。
記事は沢山あるが説明しているものはほとんどない。自分の住んでいる地域が対象地域かどうかが知りたいのに。
ようやく見つけたのが朝日新聞とNHKの記事で、自分の町は南海トラフ地震の想定震源域には入っていないが、注意の対象地域になっている。
南海トラフ地震臨時情報の対象の1都2府26県707市町村はこちら(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
想定震源域の静岡県と隣接する神奈川県はほぼ対象に入っているが、川崎市は入っていない。また東京都は島部以外は対象ではない。科学的根拠があるのだろうが感覚的には分かりづらい。
読者が知りたい内容をしっかりと報道して欲しいなあ。