今朝の朝刊。共同親権が衆議院可決だと。野党修正案が反映されているらしいが、内容の是非は置いて、特に岸田内閣になって国民の生活に大きな影響のある法律が知らぬまま成立している。
LGBT法、マイナ保険証、不同意性交等罪、電動キックボード等々。
選挙公約は耳障りの良いふわっとしたものばかりで、具体的な生活に関わることは、知性があるとも思えない議員の採決によって決まっていく。この仕組みどうにかならないか。
さて、大阪・関西万博までちょうどあと1年となったらしい。開幕できるか危ぶまれるほど準備は遅れているようだ。
公式ホームページ EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト より
大阪・関西万博は2013年の東京オリンピックの開催決定につられて、大阪維新の会の発案で誘致が始まった。
当時このニュースを聞いて、1964東京オリンピック、1970大阪万博の流れからのいかにも安易な発想だと苦笑した。
1970年の大阪万博は月の石やロボットだとか、360度スクリーン映像だとか未来のテクノロジーやエンターテインメントに心踊った。
しかし、ネット、スマホ、バーチャルリアリティも普及した現在、果たして万博開催に意味や興味があるのかと首をひねったものだ。
それからさらに10年が経ち、ファミレスでは普通にロボットが配膳し、生成AIが創作を席巻している今、さらに万博の意義や楽しみはなくなってしまったような気がする。
東京オリンピックはコロナ禍で1年遅れの開催となり、反対の意見が多い中開催された。
国立競技場設計のやり直し、ロゴの盗用、マラソンの札幌開催、IOCの横暴、開会式スタッフのスキャンダル、電通等の不正契約、開催費用の大幅な増加など不祥事が多すぎ、呪われたオリンピックだった。
万博のパビリオン建設の遅れはロシアのウクライナ侵略等による建設費の高騰という想定外の事情はあるが、そもそも費用を低く見積もっていたのだろうし、大阪の人はどうか知らぬが、国民の多くが希望もしないイベントに税金を払わされるのは納得出来まい。
申し訳ないが、不気味なキャラにも心が踊らないし…
大阪・関西万博は、「政治から身を引く」などと言っておいて、テレビのコメンテーターとして相変わらず人を見下した発言と自分の作った政党の応援を繰り返す橋下氏を始め、独善的、攻撃的で友達にしたくない政党の人たちが発案したイベントというのもまた不愉快である。
それは抜きにしても、こんなドブに金を捨てるようなイベントとその隣接地に建設される、水原氏のようなギャンブル依存性やボーヤー氏のような本当は怖い胴元が闊歩するカジノを進めることに大阪の人は賛成しているのだろうか。
これもやはり、よく知らないまま決まっているのだろうか。