keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩が趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

【本の感想】東野圭吾「白夜行」

 

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白夜行感想

コロナ自粛のため東野圭吾の本がkindleで読めるようになった!種類は限られているが、迷わず「白夜行」を購入。
30年前発売当時に文庫本で読んだ。もう一度読みたいと思いながら、今は老眼でkindleの大きな文字以外は受け付けないので読めず残念だった。

当時はたまたま大阪におり、最初の舞台の布施にも仕事で出かける機会があり、ワクワクして、布施駅近辺をぶらぶらしながら読みは始めたのが懐かしい。

さすがに記憶はおぼろげで、大筋のながれは覚えているものの、最初の事件の舞台が布施だったこと、主人公をしつこく追いかける刑事がいたこと、ラストシーンがどこか華々しい場所だったことしか覚えていなかったし、私立探偵がどうなったかもよく覚えていなかった。だから新鮮に読めた。

読み直してみてやはり面白いな。
二度目の読書でも前半は各事件のつながりがはっきりせず、やや冗長だった。特にコロナ自粛の憂鬱さからして、もしかして選ぶ本を間違えたかも?とも思ったが、後半に入り、秘密が暴かれていくワクワク感がいい。特に70%から80%部分にかけて、秘密を追う男と、刑事が邂逅するあたりが、一番。どんなミステリーでも、このめぐり逢いの部分が一番好きです。

(他の本では五十嵐貴久の「贖い」で三つの事件を追う刑事たちが巡り合う場面が最高でした。)

最後の結末がどうなったのかは、記憶になかったが、結局読者にゆだねられるのだな。ここは賛否あるな。女主人公が何かの行動をするとか、もう少しはっきりしてもよかったのかも。

罪を認めるのか。だが、彼女はすべて教唆で自ら手を下してはいないので、しらを切りとおせないこともないか。自供がないと立件は難しいかも知れないですね、実行犯の男主人公がああなっては。
そうすると、白夜の中、一人で生き続けるのか、別の光を見つけるのか、自滅するのか、

東野圭吾氏の本はやはり面白い。今回は限定的公開だが、kindleなど電子書籍で読めるよう、東野先生どうぞお願いします。電子書籍で大きな字にしないと読めない中高年がたくさんいますよ。

 

・・・感想を書いてみて、以前指原莉乃が、文庫本の感想文を書くAKBGのキャンペーンイベントで、書いていた、この白夜行の感想文はさすがにうまいなって、改めて思いました。彼女の文才は凄い。かなわない。

参考に載せます。

白夜行を読んで (指原莉乃

 私には、趣味がない。休みの日は家から出ず、移動中は常に爆睡。そんな私にうってつけのお仕事がきた。それがこの、読書感想文。本を読むのは好きじゃないけど、お仕事だと思えば読める。休みの日も、移動中も「やらなければいけないこと」ができたのだ。一日を無駄に過ごす休日がなくなるかもしれない!そんな喜びも束の間。一冊の本が課題本だと手渡される。ぞっとした。何にぞっとしたかというと、その分厚さ。私の課題本は八百ページ超え、「白夜行」だった。

 移動中も、休日も、本を読み続けた。読み始めた時は、乗り気ではなかったけど、気がついた頃には完全に魅了されていた。主人公たちにまとわりつく様々な事件。そして、交わる点と点。その度に、そう来たかー。と声を漏らし、その考え尽くされたストーリーに感動した。我ながらいい読者である。

 私が気になったのは、主人公二人の感情。作中、二人の感情が書かれることはない。けれど、読み進めて行くうちに、二人がお互いにとっての「光」だったんだとわかってくる。捻くれてしまった感情が二人の絆を強くしていく。最後までわからないその感情に何度もゾクゾクした。

 本当なら共感した事を書きたいが、全く共感できなかった。あの主人公に共感できる人なんてなかなかいないだろう。インストントンが食べたいのにお湯がないなんて私の苦悩は主人公からしたら、しょうもないのだろう。ただ全く共感できないからこそ物語に引き込まれ、感嘆のあまり何度もため息をついた。

 本を読み終えた私は、東野圭吾さんの別の作品を買った。好きではなかった、本を読むということに、ワクワク感を覚えている。今でにない感覚。

 私に初めて「趣味」ができた。

集英社ナツイチキャンペーンサイトより)

 


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