内容(「BOOK」データベースより)
警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
なんだろう、設定やストーリーは悪くないのに引き込まれたりワクワクするものがなかった。
四国八十八箇所巡りの描写に量をさきすぎ、本題である捜査の方がもの足りない。
また、登場人物の心情の描き方が表面的で足りない気がしました。
数々の作品で受賞した人で、検事の本懐、孤狼の血もよみましたが、同じ感想です。
世間の評価は高いですが、人を選ぶのかな?