keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コラム】小泉進次郎氏を推す自民党議員ともてはやすマスコミを叱る

夕方の空

 

進次郎氏が総裁候補1位とは...

 

自民党総裁選挙の告示があった。告示前からテレビ、新聞、ネットでは小泉進次郎氏が当選するような記事が多い。

 

過去の人と思っていたが...

今まで、自分はこの人はもう過去の人で、滝川クリステルさんも男をみる目がないなと思っていた…国民的人気があるとよく書かれているが、身の回りでそんな声は聞かないのでびっくりしたのだ。

 

この人は環境大臣のレジ袋で評判を落とし、国際会議のセクシー発言がとどめになったのではないのか。

 

せめて自民党を巡る様々な問題〜コロナ、オリンピック、安倍氏国葬、経済政策、マイナ保険証、裏金問題などで執行部を批判したり、国民目線の意見を出したりすればいくらかは見直すこともあったのだろうが、そうしたことも全くないので、もう過去の人かと思っていたのだ。



強運の面も

それがここに来て急に首相候補とは…何かのおかしな力が働いている、動いているとしか思えない。



蛇足だが、信条・心情抜きに考えると、裏金問題⇨派閥解散⇨総裁選への多数の立候補、と言う棚ぼた的な状況は進次郎氏に取って非常にラッキー。運が良い。

  バイデン大統領の高齢不安⇨予備選抜きの大統領候補⇨トランプ氏との相性の良さと言う強運に恵まれたハリス氏に似ている気がする。



自民党議員の目論見

 

ニュースでは自民党議員からの支持が多いとのこと。本当なの?真偽は分からないが、もしそうなら恐らく来る衆院選挙の顔として、自分が当選するには一番良いからだろう。

 

国民をひどくバカにした話だ。自民党自体何も変わらないのにイメージだけ良さそうな(全くそう思わないが)看板に付け替えるだけで選挙に勝てると思っているのだろうか。

 

国民はそれほど馬鹿ではない。自分は保守だが進次郎氏が総裁になった自民党を支持したいとは思わない。

 

(問題は政権交代の受け皿がないことで、実はそれが一番の問題。自民党を保守とリベラルに分けての政界再編と中選挙区制の復活を望む。)



マスコミの報道と意図

 

作られた世論調査

世論調査で石破、小泉氏が上位なのはマスコミがいつも取り上げているからで、河野氏の人気が落ちたのはマイナ保険証のゴリ押しに嫌気がさしているからだと誰でもわかる。

 

ところが新聞、テレビには、彼の能力、実態とかけ離れた小泉氏推しがやたらに目立つ。なぜなのだろうか。

 

マスコミが推す理由

若いから?選択的夫婦別姓を公約しているから?規制緩和に前向きだから?

 

理解できない。マスコミがオピニオンリーダーとか公正を標榜するのであれば、まず自民党が総裁選で表紙を変え刷新感を出そうとしているが騙されてはいけない、国民は見ばえや格好よさにとらわれず真に国民のためになる総裁が選ばれるか注視すべき、などと訴えるべきだろう。

 

(昨日の天声人語ではそのようなことが書かれていたが、新聞記事や系列のテレビ局のワイドショーでは真逆になっている。)

 

産経など一部を除きマスコミは左派系が多いので、既存の秩序を壊したり、規制緩和が伝統的にお好きなようだ。

 

郵政民営化規制緩和で非正規雇用労働者を増やした父の小泉純一郎氏を好意的に見ていたし、今回も「解雇規制緩和」「

選択的夫婦別姓」などを唱える息子の進次郎さんのこともお好きなようである。

 

※ 左派マスコミは進次郎氏の夫婦別姓に飛びついているようだが、労働者に影響がある解雇規制緩和については気にしていないのかな。彼らは大切なのは女性、人権、マイノリティという教義で、労働者については今は二の次のようだ。今の「リベラル」ってそうなのだな…昔の「革新」ではないのね。

 

テレビに出る評論家に小泉氏推しが多いのもテレビ局の意向なのかも知れない。

 

討論会を見て気付いたこと

 

他候補と明らかな差

そんなことを書きながらもやはり気になるので、テレビでの討論会や記者会見を見た。どの番組でも進次郎氏は頭を振り絞りコメントしているが、残念ながら内容はなんと薄いこと!父親もどきのトークスタイルでカバーしているが、他候補との知識や論理的思考の差は際立ってしまっていた。

 

意味不明の答弁

例えば公約のひとつに挙げた「選択的夫婦別姓」については必要性を語るわけではなく「30年も議論してきたからもう結論を出さないと」と言うばかり。「30年結論が出ない」難しい課題ならば性急に結論を出すべきではないのでは?

 

さらに性急に決めると分断を招くという指摘に対して、「私は別姓を選択する人は別姓で、そうでない人には今まで通りにするから大丈夫」と真顔で答えられるのには驚いた。

 

選択的夫婦別姓というのはそもそもそういうもの.でしょう..。そういう仕組みを導入するかどうかの分断について聞いているのに。こんな頭の悪い人が..と恐ろしくなった。

 

高市氏、林氏らの言うように実質的に旧姓使用が認められるようになってきており、少子化、日本の地位低下、経済、国防と比べて極めて優先度は低い。なぜそんなことを公約にするのか。奥さんにでも洗脳されたのか。

 

「雇用規制の緩和」に至っては何を言いたいのか自分は理解できず、他候補も呆れていた。

 

父親譲りの強弁

総じて、一見明快だが中身のない内容、答えられない質問はすり替え答弁や強い口調で誤魔化す、強弁する(恐ろしい想像だが本人はそうした意識すらないかもしれない)など父親もどきだが、内容は相当レベルが低い印象だった。

 

※ 討論を聞いていて、明快だったのは高市氏、小林氏、そして意外と林氏、加藤氏も。茂木氏は頭は良いのだろうが話が上手くない。石破氏は相変わらず回りくどい。もはや目のない河野氏はなんだか哀れに感じた。

 

今後の行く末

進次郎氏は次第に化けの皮が剥がれるのか、誰かが細工をしてこのまま騙しだまし走るのか。マスコミは偏った報道を流し続けるのか。

 

投票に参加はできないが今後の日本の行く末を左右する自民党総裁選挙。もちろん誰がなっても自民党自体は変わらないが、立民に投票せざるを得ないかどうか、注視しない訳にはいかないなあ。

 

追記;「笑うマトリョーシカ」と進次郎氏

 

金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』|TBSテレビ

 

TBSテレビドラマ「笑うマトリョーシカ」が最終回を迎えた。ドラマを見ていない方のためにあらすじを書くと、人を惹きつける魅力があり好感度は高いが、自分の意志がなく人の意見を丸呑みする国会議員清家一郎(櫻井翔)。彼の周辺に様々な事故が起こり、その黒幕(ハヌッセン)は誰かを記者が探る。やがて操っていた議員秘書、母親、元恋人を突き詰めるが、最後に清家は自分を見くびっていたとして彼らを切り捨てる。ラストでは総理大臣に登り詰めるというドラマ。

 

どうも進次郎氏を連想してしまう。

公約の「選択的夫婦別姓」は妻滝川クリステルさんの影響、「解雇規制緩和」はお父さんの腹心だった竹中平蔵氏、「ライドシェア」は菅氏、と疑うとびったりはまるのは陰謀論の勘ぐり過ぎか。

 

ただ、記者会見や討論の様子を見ていると全くあり得ないことではないと思ったりする。

 

ネットをみると同じことを思っている人がいるようで、どちらも43歳で、ドラマの最終回と進次郎氏の出馬記者会見が同じ9月6日だと盛り上がっていた。それは偶然なのだろうが。

 

😥長文と暴論深謝です


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