keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩、最近はイラストが趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

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【Music 私的感想】「北へ」小林旭

小林旭「北へ」のイメージ




北へ[小林旭][EP盤]

 

玉木雄一郎氏の不倫騒動は人により受け止め方が180度違って面白い。テレビのワイドショーを見ていた妻は代表を辞めないのはおかしいと怒るが、SNSでは総理大臣選出の日に合わせたようなタイミングの報道を財務省の陰謀として、「タマキン頑張れ!」と逆に声援を送る。やれやれ、何が正しいのかもうわからない。

 

 

さて、歌謡曲の話を。

 

小林旭は不思議な人である。自分が生まれた頃には映画に出ていて、「渡り鳥シリーズ」な石原裕次郎と並ぶ日活映画の大スター。

 

出したレコードの数も膨大で、1961年「北帰行」、1975年「昔の名前で出ています」、1977年「北へ」などの名曲も歌っている。

 

プライベートでも美空ひばりとの結婚、裏社会との交友(当時は珍しくはない)、様々な事業に手を出しては失敗、86歳の現在もお元気で芸能活動を続けている。

 

生き方も映画も声もとっぽい。強い星の下に生まれた人かもしれない。

 

北帰行や映画「渡り鳥シリーズ」の印象があるから、この「北へ」という曲も小林旭ならではの世界になる。

 

愛人と別れ人生に挫折して北へ向かう男一人。多くの男性がこの曲に自分の人生を重ね合わせる。

 

名もない港に桃の花は咲けど

旅の町にはやすらぎはないさ

お前と別れたむなしさ抱いて

俺は明日もまた北へ流れる

(「北へ」より)

 

 

3番の歌詞も格好いい。

 

男はふり向き暗い空を見上げ

つけた煙草にふるさとを思う

 

 

高倉健のヤクザ映画をみた男たちが肩を怒らせて映画館を出てくるように、この歌にきっと、心の中で肩をそびやかすのだ。

 

(敬称略)

 

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