毎朝、帽子を被り自転車で出かけるのだが、風が強いのを感じてすぐに帽子を脱ぐ。学習しないのも問題だが、今年は3月下旬頃からずっと風の強い日が多い気がする。
検索すると同じような感想を持つ人が多いようで、「Yahoo!知恵袋」に「今年は風の強い日が多いのはなぜ」というような感想や疑問が数多く寄せられていた。
「春、秋は季節の変わり目なので例年風が強い日が多い」との回答が多かったが、たしかにそうだけれど、今年のように毎日毎日風が強い日が続いたかなあと思う。
地球温暖化と関係しているという意見もあり、何でも温暖化と繋げるのはどうかと思いつつ、それもありかと思う。
大きな被害があるとか、大雨ですごく困るというようなものではないから、「今年は風が強い」ことがワイドショーなどで取り上げられるのを自分は見たことがないが、物事の変化というものはあとになって考えるとあれが予兆だったというのはよくあることで、もしかしたら釜茹のカエルのように、知らぬうちに状況が悪くなっているのかもしれない。
などとくだらぬことを考えながら自転車を走らせていると、夾竹桃の花が大きく風に揺れている。夾竹桃の枝を火に焚べると毒の煙が出ることを思い出し、町によくある木なのに怖いと思う。
不穏である。ミステリーやホラー小説を読み過ぎているのだろう。