花屋さんで見かけたクリスマスローズ
花屋さんの店頭で「クリスマスローズ」の鉢を見つけた。この花は同名のさだまさしの曲で知っていて、白か黄色の小さな花を想像していた。実物は淡い緑色で桔梗のような花だ(他の色もある)。
クリスマスローズは本来クリスマスの時期に咲く「レボルス・ニゲル」という花だったが、現在は園芸種も含めて広く「クリスマスローズ」とで呼んでいて、花の開花時期も12月から4月頃まであるらしい。
クリスマスローズの育て方 | LOVEGREEN(ラブグリーン)
クリスマスローズ 開花見込み株 実生苗 一重咲き グリーン 5号スリット鉢植え
さだまさしの名曲「クリスマスローズ」
- 久しぶりに訪れる「あなた」のふるさと。あの頃は黄金色の麦畑の一本道が永遠に続くと思っていた。
- あの頃二人が暮らした川の畔の家。今は見知らぬ人が住んでいて、あの頃植えた桜は成長して今きれいに花が咲いている。
- 雪解け水が流れる跳ね橋の上で人が私を見ている。時が経ち今は冷静に過去を受け入れられる。
- 桜の木陰にあの頃植えたクリスマスローズの花がまだ咲いているのを見つけた。涙が止まらない。(意訳です)
「まるであなたに抱きしめられた あの日の私のように 涙を止めて時間を止めて 私のクリスマスローズ」(「クリスマスローズ」より)
そんな内容の名曲だ。
さだまさしの偲ぶ曲に涙…
さだまさしの「人を偲ぶ曲」には時にひどく感動する。
「人ごみの中を縫うように
静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生をかばうみたいに」
(「精霊流し」より)
「君が愛していた仔犬は
あれから大きく育って
今僕の側で一緒に海鳴りを聴いてる」
(「黄昏迄」より)
さだ氏のこうした曲が心の琴線に触れるのは、もう二度と会えない人を思い出すだけでなく、自分がなし得なかったこと、人生の分岐点での失われた可能性なども思い起こされるからだろうか。
「クリスマスローズ」はさだまさしが1998年に発表したアルバム「心の時代」中の一曲。ちなみにアルバム3曲目の「驟雨」も大人の深い感情を歌っていておすすめの曲である。
Amazon Music primeで「クリスマスローズ」を検索したら、一発で聴けた。ラッキーなのかも知れないが…。