「えんぴつでなぞれば心が安らぐやさしい写仏」(主婦の友社)の元絵をペイントソフトでなぞって描いてみました。
奈良県斑鳩の法隆寺の近くにある中宮寺。中宮寺に参詣したのは2回ほどしかありませんが、眼の前で観た半跏思惟像の温かな微笑みが忘れられません。
同じく飛鳥時代の傑作で、京都太秦広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像とともに東洋のアルカイックスマイルとして知られています。中宮寺の半跏思惟像は寺伝では伝如意輪観音像とされていますが、当初は広隆寺と同じ弥勒菩薩像として作られたという説もあります。
やさしい写仏で「弥勒菩薩半跏思惟像」と記載されていたので、ここでは弥勒菩薩(如意輪観音)半跏思惟像と記載させていただきました。
http://www.chuguji.jp/archaic-smile本尊 - 聖徳宗 中宮寺 公式ホームページ
https://intojapanwaraku.com/art/2152国宝データベース、中宮寺 菩薩半跏像・崇福寺 | 和樂web 日本文化の入り口マガジン
如意輪観音像は片足を立てたポーズのイメージが強いのですが、確かにこの像のような半跏思惟像もあるようです。広隆寺弥勒菩薩半跏思惟とうり二つのポーズなので、自分もずっと弥勒菩薩像と思っていました。