最近今まで見なかったような面白いストーリーの夢を見ることがある。昨晩の夢もそんな感じだった。
何やらごちゃごちゃした内容で、撮った写真のどれを選ぶか悩んでいるらしいのだが、最後の二つの場面だけ覚えている。
昔の実家の6畳間らしき場所。親戚が集まっていて、取った写真の中誰にどの写真を渡すか揉めていて、結局「じゃ僕が選んでいいんですね」というような話になる。
期限が迫る中、無駄な作業と思いつつ手書きのきたない表に線を書き足したりした後、N県のTへ、話が変わり自分が写真を選ぶことになったので相談しようと電話すると、彼の姉が出て、事務的に、今手が離せないとの返事なので、折り返しの電話を頼むと、「えっ電話するのですか？」と迷惑そうに言われたので、ムッとしたがこらえて、急ぎの、メールではわかりにくい用件なのでと返事する。そんな内容だった。
目が覚めて、あの「えっ電話するのですか？」は何だったのだろうと考えたが、仕事で返事をもらうのに電話でかけてこられると面倒なので、メールでいいですよと言うようなことはあり、その記憶からかなと思った。或いは、目下の相手から折り返し電話をください言われて、ムッとした記憶もある。もしかしたらテレビドラマで最近でそんなシーンを見たような気もする。
要するに何かの記憶の切れ端があったのだろうが、記憶と不愉快に感じている意識がどうも結びつかない。
そんなことを考えているうちに、夢は記憶の断片を無意識が点のように結んで勝手にストーリーにしているのに過ぎないのだ、と直感的に思った。
夢は脳内の記憶の再構築などで、ランダムに現れた記憶の断片を、無意識が勝手に結びつけてストーリーのようにしているだけなのかもしれない。
また、記憶にはその時の感情もくっ付いているのだろうから、夢の中で感じる感情は、当時の感情と夢を見ている現在の自分の感情がごちゃごちゃになっていて、だから夢は支離滅裂で奇妙なのだろう。
そうすると、夢に現れたもので将来を占う夢占いは意味があるのだろうか。感情はともかく、夢に現れる事象の方はあまり意味がないのかもしれない。予知夢も大半はこじつけだろうが、予知能力が実在するかはまた別の問題である。
⇩ 心地よい眠りには
