以前も書いたが、秋のドラマで気に入っているのが「真犯人フラグ」。「幼稚、秋元康のいいお客さんだな」とバカにされそうだが、ワクワク度ではこの秋一番のドラマだと思っている。
ストーリーのゆるさ、面白さと笑い(特に刑事役の二人が好き)の加減が丁度いいのだ。それから、芳根京子演ずる二宮瑞穂が気に行っている。
今回の話でも、辞めたいと言ったオペレーターを上手く説得していたが、相手に共感というコミュニケーションのツボを得ていて、とても感じが良く、本当にデキる女という感じだ。いいなあ。
相良(西島秀俊)の記者会見前の完璧なリハーサルや、ときおり見せる蓮っ葉な感じ、喫茶店「至上の時」での「課長と一生添い遂げる覚悟ですし」「冗談ですよ? もーだだすべりやん!」「ど真ん中で不倫を迫るヤバい女になってもーたやないですか!」など、さばけた女のセリフにぐっときてもーた。
中高年男性なら誰でも、身近にこんな女性がいたらいいなと思うだろうな。
ただ、だんだん主人公に馴れてきて本性を出してきたような気もするのだが、そういう演出なのだろうか。
ネットの真犯人推理では、二宮瑞穂(芳根京子)がいつも1、2位になっているようだ。主人公のそばにいる一番意外な人物が怪しいという見方では確かにそうなる。冗談に紛れて幾度も不倫願望を口にしているし、あれだけ仕事もコミュニケーションも上手いのなら、悪事も簡単にできるだろうとも思う。
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しかし、芳根京子は今まであまり気にしたことがなかったのだが、いい女優だなあ。今回の役がはまり役なのかもしれない。この秋はこのドラマを見る楽しみがあるのがうれしいのである。
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