keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コロナウイルス】なぜ感染が減っているのか分からない ~ 心理学、ウイルス自体の問題?

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緊急事態宣言が解除されるようだ。確かに最近、9月に入ってからの新規感染者の全国的な減少は著しい。だが、ニュースでも人流は減っていないと言ってるし、自分の身の周りでも別に減っていない。むしろコロナ前と変わらない位だ。

 

ではなぜ新規感染者が減っているのか?正直専門家でもよく分からないようだ。

 

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は、感染者数が減少していることについて「これまで5回の感染の波を経験する中で、一人一人がどういう状況、環境で感染しやすいのか正しく判断できつつあり、リスクを下げる行動を取れるようになった効果も出ているのではないか。対策への努力やワクチンの効果が重なる中で感染者数の減少につながってきている。この傾向を続け、どこまでベースラインを下げられるかが大事だ」と話しています。(2021年9月26日 NHKニュースWEBより引用)

感染者数減少なぜ?“宣言”解除は?専門家分析まとめ | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース

 

東北大災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は「ワクチン1回接種であっても60~70%の感染予防効果があり、感染を減らしたと考えられる」と話す。

 これに対して日本医科大の北村義浩特任教授(感染症学)は「接種率はまだ十分高いとはいえず、接種が滞る世代や地域もある中で、全体的な感染者数に影響したとは思えない」と話す。

 北村氏は「8月中に医療逼迫(ひっぱく)のアナウンスが増えたり、天候不順で外出を控えたことも影響しているのではないか。遊びに出た人もマスク着用など感染対策を守っていたことも考えられる」との見方を示す。

一方、東京大の仲田泰祐准教授らは、ワクチンの2回接種率が11月末までに75%となるペースで進んだとしても、9月末で緊急事態宣言を解除後2カ月以内で東京の新規感染者数は1日平均5000人を超え、12月には1万人を超えると試算した。

 仲田氏は直近3~4週間の減少傾向の一因として、人流が増加傾向にありながらも医療体制や医療逼迫を考慮して人々がリスク回避行動をとったことを挙げ、今後の動向は、人々の危機意識次第だとした。(2021/9/15(水) 16:56配信夕刊フジより引用)

 

この夏猛威を振るった新型コロナウイルスの感染「第5波」。大阪府では9月1日をピークに新規感染者が急減している。全国的にも同様の傾向で、政府新型コロナ対策分科会の尾身茂会長は理由を「複合的」と表現した。幅広い専門家に聞くと、夜間の人出抑制、ワクチン効果などを挙げる意見の一方で、ウイルスの「生存戦略」を指摘する見解もある。メッセージは「警戒を緩めるな」だ。

(略)

今回の事態をウイルス側から考えるのが、ワクチン開発に長年取り組んできた大阪大感染症総合教育研究拠点長の松浦善治教授(ウイルス学)だ。

 ウイルスは生きた細胞の中でしか増殖できない。感染した細胞(生物)が死ぬほど病原性が高すぎると、ウイルス自体も効率的に増えられない。そのため、絶えず変異を繰り返して感染力や病原性を変化させ、生き残りを図る。その過程で感染の増減も起きる

 多様なウイルスと格闘してきた松浦教授は「インフルエンザは季節性で新しい変異が少し入りながら冬に流行する周期を繰り返すが、新型コロナは非常に変異しやすい」と説明。「人間界に広がってまだ間もないので、人とウイルスがお互いに探り合いながら落としどころを探しているプロセスなのでは」と推察する。今回の感染急減も収束と拡大を繰り返す局面の一つと考えられるとし「感染が一時的に減少しても新たな波は来る」と警鐘を鳴らす。(2021/9/20(月) 8:30配信毎日新聞より引用)

新型コロナ感染者数が減少、果たして何が効いたのか? 東京大の仲田准教授ら12月には1万人超え試算も…人々の危機意識次第(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース

 

以上のように諸説ありはっきりしない。ワクチンの効果はあるにしても、少なくとも単純な人流の増減とは直接結びつかず、人々の心理や、もしかするとウイルス自体の変容が影響しているとしか思えない

 

自分は以前から感染拡大~爆発や、感染収束の際に、日々の変動はあるものの、前の週の同じ曜日に比べて何十日も連続して増加したり、減少することがとても不自然に感じていた。

 

自然現象ならばもう少しバラツキがあってもいいのではないか。今の減少傾向ももう連続何十日も前週同曜日比で減り続けているが、もう少し増減の凸凹があるのが自然ではないか

と思ったりする。

 

感染拡大期はねずみ算式に増えるのだから、一直線でも説明がつくのだろうが、感染収束ならば、3歩進んで2歩下がる局面があっても良さそうなものだ。

 

そう考えると、今の一直線の新規感染者減少は自然現象ではなく、やはり心理的な影響によると思った方が良いのかもしれない感染爆発で医療崩壊して、自宅待機の悲惨で辛い様子や亡くなることが頻繁に報道され、人々の恐怖心が高まったことが原因という説明がとりあえずはわかりやすい。

 

でもやはり割り切れないものは残るのだが…今後の検証でも分からないような気もする。

 

「喉元過ぎれば熱さも忘れる。」感染者が減れば、自分も含めて人々の意識も緩むだろう。

 

心理的なものであるのならば、人々はすぐ忘れ、これほどあてにならないものはない。菅政権で到底回復不可能であると思われた政権支持率や自民党支持率が明日新総裁が決まれば恐らく大きく回復するように。

 

いずれにしても、忘れやすく、移ろいやすい人の心は困ったものだ。

 

 

 

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