keepr’s diary(本&モノ&くらし)

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【コラム】菅氏の秋

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このところ、テレビのワイドショーの話題は自民党総裁選一色。コロナの新規感染者が東京などで減少傾向なのも一因だが、支持率下落、横浜市長選の惨敗、岸田氏の出馬表明、菅首相の二階切り、総裁選前総選挙の報道(これって二階のしっぺ返しリークだな)など、話題に事欠かない内容がいかにもワイドショーネタだ。

 

最後の菅氏の総裁選不出馬表明で、岸田氏優位が分からなくなり、誰が次の総裁になるのか、これまた、いいネタになっている。

 

だが、報道を聞くと、派閥の親分が誰を支持するかなど、結局、誰が総裁になっても、裏で糸を引くボスがおり大きな変革は期待できない。

 

菅首相はこだわりが強く、人の意見を聞かずに、多くの誤りを冒した。だが、こうした不適格の首相に対して自民党や与党は誰も面と向かって異議を唱えなかった。それは派閥のボスに限らず、自民党の議員、与党の議員全体の大きな失敗であり、責任でもある。

 

それなのに失敗を全て菅氏の責任にして、トカゲのしっぽを切るようだ。顔だけ変えればいいという問題ではない。

 

9月に入り、セミの鳴き声が少し小さくなった。長い間地中で幼虫で暮らし、成虫になると2,3週間の短い夏を終え、地面に転がるセミの一生。

 

菅氏も幼虫のままでいた方が良かったのかもしれない。セミは秋には姿を消すが、菅氏はこれから寂しい秋が始まる。

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