朝からアブラゼミの鳴き声がすさまじい。
大きな木の上の方を見上げると、セミの抜け殻が沢山見付けられた。
アブラゼミの生態を調べると、
- メスが木の幹に卵を産みつけ、孵化すると木の下の地中に潜り5年間暮らす。
- ある夏の夜に地中から出て木の幹に登り、羽化する。
- 成虫は2~3週間生きて、オスは鳴き声でメスを誘い、交尾してメスは産卵する。
今更だが、長い地中の暗闇での生活と短い成虫の暮らし。人間に置きかけて計算すると、人生80年として、79歳1ヶ月半まで地面の中で暮らして、残り10ヶ月余りを外で暮らす。
最後の10ヶ月は死の直前である一方、青春、恋愛の時代か。
悲しすぎるような、羨ましいような。セミにはセミの人には人の生態があるのだろう。どちらが幸せなのか分からない。
さて、8月。人には人の苦労があるなあ。