100m四方位の遊具がすこしあるだけの公園。先日知人がここで子どもとサッカー遊びをしたらしい。
通りかかったらこんな立て札が掲げられている。
「迷惑となるボール遊びはしないようにお願いします」
あれ?知人はいけないことしていたのかな?
たが、よく読むと「迷惑となるボール遊び」を禁止と書いてある。
知人の子どもはまだ幼児で、親も強く蹴ったりしないので、迷惑にはならない。だから知人のボール遊びは禁止にはならないのだろうと思う。
でも、もうひとつ読み方があり、「ボール遊び」自体が迷惑になるので、遊び方にかかわらずボール遊びを禁止する、と読めないこともない。
考えてみた。
でも、例えば「黄色い服は嫌いだ」という文は「服は黄色いので嫌いだ」、とは読まない。
同じ修飾語なのにこの違いはなんなのだろう。
「黄色い」は形容詞。「迷惑になる」は?単なる修飾語かな。よく分からないのでやめよう。
・・・
言葉の表す意味から来る違いなのかも!
つまり、服は黄色だけではないということは分かっているので、服は黄色いので嫌いだとは読まない。
「ボール遊び」は、人によってはすべて迷惑だと考えることもあるので、「ボール遊び全て禁止」とも読めるのだと思う。
うん、この解釈、あながち誤りではないだろう。
満足。
まあ、書いた人の意図は、誰でもそう思うように、「迷惑になるような遊び方のボール遊びは禁止」ということで間違いないだろうけど。
仮に、近隣住民のことも考えて、あえて、ボール遊び全面禁止と読めないこともない言葉使いをしたのであれば、かなりの高等戦術だな。