NHKニュースのウェブで人口10万人あたりの感染者数のグラフを見ていたら、東京都の1位はわかるが2位が群馬県なので驚いた。
群馬県の感染者数のグラフを見ると、全国的には減少傾向の中減らないどころか、すごく増加している。
なんだろうと疑問に思い、調べるとどうも外国人の多い大泉町あたりで感染が増加しているようだ。
群馬県は、県内に住むブラジル人などに新型コロナウイルスの感染者が増えているとして外国語での感染防止対策の呼びかけを強化することになりました。日系人が多く住む大泉町は、独自の緊急事態宣言を出して不要不急の外出の自粛などを呼びかけることにしています。
群馬県によりますと、16日までの1週間に県内で新型コロナウイルスへの感染が判明した90人のうち、およそ7割が、外国籍の人だとみられることが分かりました。
(↓NHKニュースより)
山本知事も言われているように外国人に対する差別はいけないのはもちろんだが、なぜ、彼らに感染が増加しているのだろう。
生活習慣なのか、住宅環境なのか。感染防止対策はどうだったのか?
ところで、振り返ると、4月初めと7月末のピークの後、なぜ感染が減少したのかは、専門家から明確な言及はされていない。
ただ、清潔好きでまじめな日本人の自らの活動自粛(変な言い方だが)や「マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス、三密を避ける」といった感染対策の基本の遵守、徹底の効果ではないかと専門家も推測している。
恐らくこれからオリンピック開催も視野に、政府は外国からの入国を増やすだろうし、入局する外国人も漸次増えていくだろう。
そんな時に、これまでのいわば「鎖国状態」の中では効果があったと見られる、日本人の良識、習慣だけに頼った対応(強制力のないお願いベースの対応)では立ちいかなくなるのは目に見えている。それを強く危惧するのは自分だけだろうか。
今後の外国人入国者の増加を見据えて、今般の群馬県での外国人感染者増大の原因究明が急務。それを踏まえて今後の感染防止対策を徹底検討する必要があるだろう。