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島崎遥香の卒業ソング~聞き直したらものすごい曲
「ハイテンション」(2016年11月)はAKB48のメジャー46作目のシングルで、島崎遥香の卒業ソング。「ぱるる」は推しではなかったので、当時はちょっと面白い曲だな、とは思ったが聞き流していた。見直したのはつい最近のこと。
この曲は相当早口で歌い、なんと言っているのかわからない部分があるのだが、歌詞字幕付きで聴いたら、言葉の面白さがすごかった。
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言葉遊びのアナーキーさがすごい
内容は、ただ何もかも忘れてアゲアゲ・ノリノリで踊れ!と言っているだけ。特に面白いのがサビの部分のション、ション、ションとか、ジョブ、ジョブ、ジョブとか意味のない言葉の羅列。
どこかで聞いた気がすると思ったら、マジすか学園シリーズの「ヤンキーソウル」(2011年5月「Everyday、カチューシャ」収録曲)だったか。AKB以外のほかの曲にもあったような気がする。
曲のイメージは、カラ元気だがやたら明るく、日本を元気にしようという、モーニング娘。の「LOVEマシーン」(1999年)にも通じるところがある。言葉遊びという面でも似ている。
Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロという曲の構成(間違っていたらごめんなさい)が、自然で、曲の勢いを止めない感じで、特に、サビの言葉のリフレインのばかばかしさと、Cメロ(大サビと言うのかもしれない)のラップ調の語り部分の韻を踏む言葉遊びの面白さ、テンポが大変心地よいのだ。
最後の、ミサイルが飛んできてもハッピーエンドというアナーキーないい加減さも大好きだ。
MVの方も、歌いながら踊って歩いてきて、途中でメンバーが左右から合流するという、アイドル王道のMVのスタイルで、パチンと指を鳴らすと周りの人間が踊り始めたり、終盤ではミラボールが回る海の上の大舞台で大人数で躍りまわるという、ひねりのないわかりやすさが良い。
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島崎遥香センター。ありだったかもしれない…
改めて、聴いたり、MVを見ていると島崎遥香はもしかするとAKBのセンターとして本当はふさわしかったのかもしれない。前田敦子と似ている、少し情緒不安定、心に闇がある(失礼、褒めているつもりです)感じは、やたら明るく高校野球に例えられたAKBにあっては、対照的なアクセント或はブラックホール(うまい言葉が思いつかない)として、渡辺麻友や指原莉乃よりも、前田、大島後のセンターにふさわしかったのかもしれない。遅ればせながら気づきました。
秋元さんやはり慧眼だったのかと改めて感心する一方、「塩対応」で売り出した戦略は島崎のためにならなかったのではと思ってしまう。
ついでに触れると、昨日取り上げた乃木坂46の「サヨナラの意味」(2016年5月)、欅坂46の「サイレントマジョリティ」(2016年4月)も同じ年の作品。こんなにも毛色の違う曲をヒットさせる秋元康氏の作品世界はとても広い。
ネットを見ていたら評論家の人が同じようなことを書いているので苦笑いした。
コロナで元気のない今こそ、「ハイテンション」のようなばかばかしいノリノリ感、踊っていれば、ミサイルが飛んできて世界が終わってもハッピーエンドというカラ元気がうれしいですね。
そのうちいいことがありますね、きっと。
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