はじめに
2週間前から東京都の1ヶ月後の新規陽性者数(1日あたり:週平均)について、推計値を作っています。まず7/28、8/3に予測した数値の評価、そして現時点から1か月後の推計を行ってみました。
推計の方法
データは東京都のモニタリング指標から取っています。
詳細は、7/28記事の内容をご参照ください。
8/9までの7日間の予測と実績
7/28の記事では8/9までの7日間の平均を380から523人、8/3の記事で393から398人と推計しましたが、結果は345人で推計値をかなり下回りました。都民の皆さま自らの自粛、小池さんのメッセージ効果が表れているとしたらうれしいことです。ただ、伸び率が収まっても新規感染者数が減少に転じないと安心できる状態ではありません。
全国的な感染拡大の方も気になります。検査数の制約の影響もあるかもしれません。
引き続き注視していきたいと思います。
7/28の推計データ↓
8/3の推計データ
今後の推計
現在の趨勢で新規陽性者数が続いた場合、1日(週平均)の新規陽性者は次のように推計されます。
- 1ヶ月後は579人から763人
- 2ヶ月後は1213人から2261人
ここ1週間の増加率が下がってきたので、前回、前々回予測よりも数字は低くなっています。ただ、それにしても大きな数字です。検査数の上限を延ばさないと陽性率が次第に高くなっていきます。
感染の囲い込み・抑制の観点からも東京都の検査数を1日1万件程度まで伸ばすことが必要を思われます。