keepr’s diary(本&モノ&くらし)

ネット、読書、音楽、散歩、最近はイラストが趣味のおじさんです。趣味、商品、暮らしの疑問、感想を思いつくまま綴ります。

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【意見】新型コロナを再燃させたのは誰か?都と国の責任

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感染は全国的流行に

6/19の東京都の休業要請の全面的緩和と全国的な移動制限の緩和から1ヶ月ほど経ちました。

テレビでは連日感染拡大が報道されています。しかし、故意なのか分析力に欠けるのかわかりませんが、なぜこんなふうになってしまったのか、その原因について余り言及はされていないように思います。

東京都では従来から検査日程、検査数の関係で比較的発表数の少ない月~水曜日に当たる本日(水曜日)も、新規感染者数が238人とのニュースが入りました。東京都で今週末に感染者が300人を超えるのは確実に思えます。7月中には400人、もしかすると500人に増えていても不思議ではありません。


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stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp

6/19の自粛要請解除が早すぎた

6/19当時、他の都道府県では新規感染者は一桁程度だったのですが、東京都はまだ30 〜40人台の新規感染者が発表されていました。

「経済を回す」というスローガンのもと、東京都では全ての休業要請が解除され、接待を伴う飲食店、ライブハウスの営業が再開しました。国では都道府県間の移動が解禁され、経済活動は日常に戻りました。

まだ早すぎると感じていました。東京都の感染者がなかなか減らない。ここで解除すれば減る要素がない、むしろ増える。他の都道府県では火はとりあえず消されて種火がくすぶっている状態、でも東京都はまだ消火出来ていない状態でした。

しかも、前日「接待を伴う飲食店」の従業員や客10人の新規感染者が出ているのに、その営業を再開させてはだめですよ。

営業再開とともホストクラブ、キャバクラでの感染が急速に拡大しました。

まずこれが大きな誤りでした。以下、当時の記事も合わせて掲載します。

記事:東京都 休業要請きょう全面解除 夜の繁華街で対策徹底呼びかけ

2020年6月19日 4時15分NHKニュースウェブ

東京都内では19日から接待を伴う飲食店やライブハウスの営業が再開できるようになり、一部の大規模なイベントを除き休業要請は全面的に解除されます。ただ、夜の繁華街で感染の確認が相次いでいて、都は感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。
東京都は、今月12日に休業要請などの緩和を進め、居酒屋を含む飲食店の営業時間を午前0時までとする要請も18日で終わりました。そして19日からは接待を伴う飲食店やライブハウスの営業も再開できるようになり、一部の大規模なイベントを除いて休業要請は全面的に解除されます。

一方、都内では18日、新たに41人の感染が確認され、このうち10人は、接待を伴う飲食店の従業員や客の男女でした。また18日までの1週間に感染が確認された228人のうち、夜の繁華街に関連する人は4割を超える96人でした。

都は、夜の繁華街がある地元の区とも連携して接待を伴う飲食店の従業員などに集団検査の受診を促すとともに、店に対してはガイドラインを参考にして感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。

 

keepr.hatenablog.com

 

感染拡大に無策の都と国


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6月下旬から7月上旬、いわゆる「接待を伴う飲食店」の営業再開とともホストクラブ、キャバクラでの感染が急速に拡大しました。

しかし、その頃、東京都の小池都知事や国は、「夜の街が多い」とか「若い人が多い」など状況をさほど問題視せず楽観的でした。

さらに「積極的検査をしていることが原因」と問題をはぐらかす発言もしています。

「積極的検査」は陽性者が見つかるきっかけで、感染拡大の原因ではないというのに。

 

感染者の多くを占めていたホストクラブなどに対しても、店名公表すらせず、営業停止などの強制力、実効性のある対策をとろうとはしませんでした。これは小池都知事だけでなく、国も同罪です。

(最近になって、罰則の導入の検討とか、菅官房長官が警察との連携などと発言してきますが、もはや遅い。いつになるのかも希望を持てません。)

この段階でしっかりした対策を実施していれば、少しはマシな状況だったでしょう。都も国も、無策で感染を急速に全国拡大させてしまったことが悔やまれてなりません。

記事:5日連続100人超は「積極的検査の現れ」小池知事

[2020年07月06日20時51分]日刊スポーツ

都知事選から一夜明け、会見を開いた東京都の小池百合子知事(撮影・佐藤勝亮)
東京都の小池百合子知事は6日、この日確認された新型コロナウイルス感染者102人の内訳を明かした。小池氏によると、濃厚接触者が60人、そのうち、夜の街関連が半分。感染経路不明者が42人。20代53人、30代19人。「7割が20代30代と言うことになります」と話した。

一方で、会食や、家族内での感染も「若干多い数字が出ている」。夜の街関連では、すでに新宿区が積極的検査を実施しており、池袋でも今後積極的に検査をするという。さらに「秋葉原で、メイドカフェの2店舗。働いている従業員300人以上ですけども、積極的に検査を受けている。今後も調査を続けると聞いている」と話した。

6日まで、5日連続で感染者数が100人を超えているが、「ここ1週間くらいはずっと検査数が2000人を超えており、とても積極的に調査を受け、その数字がある意味検査数にも現れてきていると思う。その結果、陽性者数も多くなっている」と、積極的検査によるものだとした。

 

記事:東京の感染拡大「積極的な検査の結果含まれている」官房長官

2020年7月3日 18時14分NHKニュース

官房長官は午後の記者会見で、3日の東京都の新たな感染者の内訳は確認中だとしたうえで「きのうまでの感染者数には、症状の有無にかかわらず、濃厚接触者など積極的に検査を受けていただいた結果が含まれており、この1週間で見ても、20代、30代の若いかたがおよそ7割を占めている」と述べました。
そのうえで「入院患者が増加傾向にあるものの、重症患者数は減少している。引き続き、警戒感をもって地域の感染状況を注視しつつ、自治体と緊密に連携して、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組みたい」と述べました。

また、菅官房長官は東京都で先月25日からの1週間で新たに感染が確認された人のうち、およそ44%がクラブなどの接待を伴う飲食店の関係者やその濃厚接触者だとしたうえで、感染防止のためのガイドラインの徹底や積極的な検査の受診などを促していく考えを示しました。

一方、菅官房長官は今後の急激な感染拡大に備えて、現在、全国で1万9000床の病床のほか、軽症の人が宿泊療養できる施設も2万室弱確保しており、十分な備えがあるという認識を示しました。

 

むしろ感染拡大を進める国

感染拡大を無策で放置した小池都知事ですが、都外への移動や不要不急の外出の自粛要請はしており、国よりはまだマシかもしれません。

こんな状況になっても都道府県の移動を頑なに放置したり、Gotoトラベルの無謀な前倒しやドタバタを繰り返し、何ら対策を行わない国には怒りを通り越して虚しさと諦めしかありません。

ちょうど、今ニュースで、安倍首相が対策本部後の会見のニュースを流していましたが、「感染は拡大しているが、医療体制と検査体制はしっかりしている」など、問題認識の乏しい、虚しいコメントをしていました。

 

記事:都民は他県への移動自粛を 「夜の街」に指針順守要請―小池知事

2020年07月04日20時30分

記者団の取材に応じる小池百合子東京都知事=4日午後、東京都千代田区
 東京都の小池百合子知事は4日、内閣府西村康稔経済再生担当相と会談し、新型コロナウイルス感染拡大への対応を協議した。この後、記者団の取材に応じ、「都民に改めてお願いする。不要不急の他県への移動はご遠慮いただきたい」と要請。テレワークの推進など感染防止策の継続を訴えた。

 政府は都道府県をまたぐ移動の自粛要請を解除済み。西村再生相は記者会見で、小池氏に政府の方針は変更しないと伝えたことを明らかにし、「都知事の責任で呼び掛けるということだ」と指摘。双方の温度差をにじませた。西村氏は「通勤、通学といった必要なことは当然やっていただく」とも語った。
 一方で両氏は、感染者が相次ぐホストクラブなど「夜の街」対策として、事業者や従業員に感染防止ガイドラインの順守などを求めることで一致。利用客に対しても、ガイドラインを守らない店を利用しないことや、接触確認アプリを使用することを勧める点を申し合わせた。
 都内の新型コロナ感染者は2日以降、3日連続で新たに100人以上確認されている。安倍晋三首相や菅義偉官房長官、西村氏らは4日、こうした状況を踏まえて首相官邸で協議。「現時点で緊急事態宣言の発出は必要ない」との認識を改めて確認した。(2020/07/04-20:30)JIJICOM

 

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Goto Coronaを誰が止めるのか

以上のように、現在の東京都の非常事態と全国的な感染の拡大は、責任を持った対策をとらなかった東京都と国が起こした人災と言えます。

そして今でも効果的な対策をとっていないばかりか、国にいたっては反対の声か大勢にもかかわらず、Gotoトラベルキャンペーンの強行など、感染拡大策としか思えないことを始めてしまいました。

 

ただ、それであきらめる訳にはいかないので、意識ある一人ひとりが声を上げていくしかありません。そして自衛、それが結論でしょうか。


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